アウトドアするならGPS大事!
自転車チームTrek-Segafredoでディレクターを勤めるステーフェン・デ・ヨンフ氏が、月曜日の朝に自転車ででかけ、そのまま行方不明になってしまいました。なんとか空からヘリコプターで捜索できたものの、彼の居場所を知らせたのは…アスリートのためのSNS「STRAVA」だったのです。
cyclingnewsによりますと、彼が発見されたのはスペイン、カタルーニャの渓谷。路肩で意識不明のまま、もしかしたら最大5時間もそこに倒れていたかもしれない、と報じられています。
発見後はスペインのジローナにある病院に運ばれ、意識は取り戻したとのこと。その後の体調はわかりませんが、発見に至った方法が紹介されています。
ジローナに住むオランダ人自転車選手のデ・ヨンフ氏。彼が出発したのは午前10時30分頃でした。そこで帰りが遅いことを心配した妻のレネー・メイヤーさんが、Twitterにて助けを求めたのです。
People of twitter help me please. My husband @stevendejongh went on his bike and is missing since 10.30 . Around #laGanga area. If you are there help me please to find him. He went on a Trek bike in a trek suit. Retweet please.
— Renee Meijer (@reneemeijer02) 2018年10月15日
ツイッターの皆さん助けてください。10:30に自転車で出かけた夫が行方不明なのです。ラ・ガンガ地方周辺にいると思います。近所にいる人は、夫を見つけてください。トレック・スーツでトレック自転車に乗っています。RTお願いします
そしてカタロニア警察による捜索も始まりましたが、ツイッター民が運動アクティヴィティーをシェアするサービス「STRAVA」を確認して、夫の通った道筋を彼女に返信しました。
Need to find Mark Roberts https://t.co/QNmMpqyqn9 … he might have more information. pic.twitter.com/gNu3SUsjQq
— Robert van Klinken (@robertvklinken) 2018年10月15日
これはRobert van Klinkenさんによる情報なのですが、どうやらマーク・ロバーツという別の自転車乗りが途中でデ・ヨンフさんと合流した記録をシェアしています。「この人を探せば、何か知っているかもしれない」とのこと。
以降の情報はありませんが、とにかくデ・ヨンフ氏が見つかったので一件落着となりました。
デ・ヨンフ氏に何が起こったのか、その詳細はわかりませんが、この件でどんなに経験を積んだプロのアスリートでも、こういうことが起こり得ることが周知されることとなりました。筆者の私もたまのジョギング時にはNIKE+ RUN CLUBアプリをONにしていますが…もうちょっとシェアする人を増やさないとなぁと思ったのでした。
Source: Twitter via cyclingnews, STRAVA