AppleはiOS 12の『ショートカット』アプリのローンチに際して、理由はわかりませんが、ユーザーが作成したショートカットを登録・共有するための「中央ハブ」を提供しませんでした。

そのせいで、こんなことが起こります。

あなたはネット上で便利そうなショートカットを見つけ、iOSデバイスでSafariを開き、iCloudの共有リンク経由でインストールしました。ここまではいいのですが、ここからが問題です。

その後、ショートカットの開発者が機能追加(あるいはバグ修正)を行い、ショートカットをアップデートしました。ところが、あなたのデバイスには、アップデートを知らせる通知もプロンプトも表示されません。

アップデート情報を取得するには、開発者のサイトへわざわざ出向かなくてはならないのです。

言い換えれば、ショートカットアプリにもApp Storeのようなもの、あるいは少なくとも、ユーザーがショートカットをアップロードしたり、検索したり、更新できる場所が必要だということです。おそらくAppleはそうした希望をすぐには叶えてはくれないでしょう。そこでぜひご紹介したいのが、『RoutineHub』というサイトです。

RoutineHubとは?

iOS 12がリリースされた後、ショートカットアプリのための「中央ハブ」サイトがいくつも登場しました(1, 2)が、RoutineHubはレイアウトもシンプルでわかりやすく、ショートカットの数も増えていてオススメです。

さらに魅力的なのは、自分が作成したショートカットを共有するときに使える機能です。RoutineHubを利用すれば、自分のショートカットにアップデート用モジュール(UpdateKit)を簡単に組み込むことができます。

このモジュールを使うと、自作したショートカットのバージョン管理が行えるほか、自分のショートカットを利用しているユーザーたちに、アップデート情報を自動で知らせることができます。

RoutineHubに新しいショートカットをアップロードする際は、RoutinePubを使うと便利です。最初のセットアップ作業に少し手間がかかりますが、それだけの価値は十分にあります。

RoutinePubをインストールすれば、iOSのショートカットアプリから直接、RoutineHubにショートカットを公開(またはアップデート)できるようになります。

RoutineHubを使わなくても、自作のショートカットにUpdateKitを組み込むことは可能ですが、RoutineHubを使ったほうがはるかに簡単です。

UpdateKitの開発者(RoutinePubの共同開発者でもある)のMike Beasleyさんが、下の動画でアップデートの手順を解説してくれています。ショートカットのアップデート手順は1:15から。


Screenshot: David Murphy via Apple

Video: RoutinePub Demo/YouTube

David Murphy - Lifehacker US[原文