寝癖直しにもぴったり。
2016年、ドライヤーの常識を打ち破りセンセーショナルなヘアドライヤー「スーパーソニック」をデビューさせたダイソンが、新たに想像を超えるスタイリング・ツール「airwrap」を発表しました。
髪とスタイリングの根本を研究し、どんなヘアコンディションの人も満足させるairwrapは、髪を近づけるとスタイラーに空気の力で巻きついて自然なカールをつけてくれるんです。
これが、ただ単に髪をセットしてくれる代物ではなく、本当に本当に素晴らしいんですよ。綺麗なお姉さんの上を目指したいなら、絶対におススメです!
まず「髪がスタイラーに自然に巻きつく」といわれてもピンとこないと思うので下の動画をご覧ください。
この現象は「コアンダ効果」によって引き起こされています。コアンダ効果とは、適切な速さと圧力で空気を送り出すと隣接面に沿って自然に流れて、周りの空気を引き寄せる空気力学のこと。カールを作るスタイラーには、このコアンダ効果を生み出すパネルが6枚付いています。そのため、髪の毛を近づけると空気の流れに引き寄せられて髪の毛が巻きついてくれるわけです。
ヘア・スタイリングは過度な熱を加えることが当たり前とされてきましたが、ダイソンは水と高温が髪に及ぼす影響を研究し、過度な熱に頼らず、パワフルなデジタルモーターと空気力学を組み合わせたスタイリング方法を発見しました。これによって熱による髪の毛へのダメージも軽減されています。
本体のプロトタイプたち
カーラーのプロトタイプたち
airwrapを使用した髪の毛は、痛まず水滴が染み込まない
過度な熱にならないように、インテリジェント・ヒートコントロールを搭載。温度センサーとマイクロプロセッサーで発熱体を的確にコントロールし100度以上にならないようにしているんだとか。通常のヘアアイロンの最適温度は140度から180度と言われており、使ったことのある人ならわかると思いますが、首筋や手に当たると簡単に火傷してしまいます。わたしは電源を入れた状態のairwrapを触ってみましたが、高温ではあるものの火傷するほどではありませんでした。
使用感はブラシによって全然違う
そして肝心の使用感についてです。
ご覧の通り、わたしの髪の毛はショートに近いボブ。定期的に白髪染めはしていますが、髪自体のダメージはほぼ無く、馬油シャンプーで洗うだけ(リンスもトリートメントもしません)。しかし、ドライヤーにはこだわっているので、「綺麗なお姉さんは好きですか」のフレーズで有名なナノイードライヤーを使っています。ブローブラシはプロ御用達のデンマン。今日の今日まで、美容室に行かない限り、これ以上の結果は望めないと思っていました。
・カールスタイラー
これはある程度髪が長い人用です。なので、わたしのボブで試しても、あまりステキな結果にはなりませんでした(サザエさんのようになってしまって似合わなかったです)。なので、腰までのロングヘアだった頃にコテを使っていた頃の経験を思い出しながら使用感を比較します。
良いなと思ったのは、火傷の心配がないこと。また、乾かしながらスタイリングするので、カールの持ちが良いと感じました。それと1束のカール時間が短いのも魅力的です。
ただ、気になったところもありました。たとえば、これまでとは全く違うメカニズムなので慣れるまでに時間がかかりそうだということ。風向きがあるため、スタイラーを右と左で持ちかえるのも意識していないと間違えてしまう可能性もあります。それと、パネルから出る風が顔周りの後れ毛を散らかしてしまうので、ホールドする位置に気をつける必要がありそうだと感じました。また、少量ずつ巻きつけるため、途中から重く感じるかもしれません(二の腕エクササイズと思えば一石二鳥ですが)。
・スムージングブラシ
ボブの私が感動したのがブラシです。体験ではスタイリストさんがブラシを撫で付けるように上から下にとかしてくれたのですが、それだけで髪に艶が出て、飛び跳ねていた短い毛がほぼ全て内巻きになりました。やったことといえば、誇張も何も無くとかしただけ。ものの1分でスタイリング完了です。「綺麗なお姉さん」ドライヤーでブローした私的ベストなヘアースタイルより、1ランク、いえ2ランクも綺麗になったのです。これには感動しかありませんでした。気になる部分無し、惚れ込みました。
このブラシはボブやショートヘアの寝癖直しの時に本領発揮してくれるでしょう。髪が短いと前夜に丁寧にブローしても寝ている間に髪がぐしゃぐしゃになっていることが多々あります。そんな時寝癖直しをするわけですが、効果的な方法というのが、濡らしたタオルを電子レンジでチンしたものを頭に巻いて蒸らしてからブローして整えるという時間と手間がかかるものなんですよね。
airwrapのブラシを使えば一連の手間を省くことができます。なにせ、スプレーで少し湿らしてからスイッチオンして梳かすだけなんですから。しかも、整うだけでなく、ツヤッツヤのとっておきヘアになれるんです。こんな時短、今まであったでしょうか? いえ、私の知る限りありません。
・ラウンドボリュームブラシ
根元を立ち上げてふんわりさせたい時に役立つのが、ロールブラシのようなラウンドボリュームブラシです。ロングヘアや超ロングヘアになると、髪の毛の重さで頭部がペタンと潰れてしまって、顔の輪郭が強調されてしまいますよね。わたしも超ロングの時に随分と悩みました。
ラウンドボリュームブラシを試してみると、たしかにふんわりと持ち上げられているのを感じました。濡れた髪の毛を乾かして癖つけながら自然なボリュームを出しているからでしょう。やり過ぎ感も無く、また髪を痛めている感もありませんでした。
どんなヘアタイプの人にも最高のスタイリングを提供してくれるというairwrapは、10月23日よりダイソン公式オンラインストア、ダイソン直営店、ダイソンお客様相談室で発売しています。
エントリーモデルの「Volume+Shape 」セットは6本のアタッチメント付きで5万9400円(税込)、「Complete」セットはさらに2本のブラシが追加された8本のアタッチメント付きで6万4800円(税込)。またダイソン直営店では、自分の欲しいブラシやスタイラーを選べるブラック/パープルモデルが限定販売されています。
ストレートヘア用ブラシは忙しい人にこそ本当におススメ。是非、この感動を体験してみてください。