6TB HDDの特価品が1.2万円割れに、デスクトップ用14TB HDDに高性能モデル登場

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Seagateの6TB HDDが一時11,318円で過去最安に、高性能デスクトップPC向けの14TB HDDが発売

　Seagateの6TB HDD「ST6000DM003」が9月29日(土)調査時に税込11,318円(1GB単価1.89円)を付け、過去最安を更新した。

　その後はやや上昇傾向となり、10月20日(土)時点の最安値は前回比522円安の税込11,858円(1GB単価1.98円)で、1GBあたり2円を切るHDDはこれしかない。WesternDigital WD60EZRZはこのところ税込14,000円近かったが、20日には一部の特価で税込12,938円に下がり、結果的に前回からほぼ横ばいとなった。

　また、Seagateの高性能デスクトップPC向け「BarraCuda Pro」に属する14TBモデル、ST14000DM001の販売が始まった。回転数7,200rpm、キャッシュメモリ256MB搭載で、販売価格は税込75,578円。14TBとしてはNAS向け「IronWolf」シリーズのST14000VN0008が9月に発売済み(税込68,796円)だが、最大データ転送速度は「IronWolf」の210MB/sに対し、「BarraCuda Pro」は250MB/sに達している。

6TB HDD「Seagate ST6000DM003」の限定特価品が税込11,318円を記録

4TB HDD「Seagate ST4000DM004」の特価品が7,980円に

高性能HDD「Seagate BarraCuda Pro」シリーズの14TBモデル「ST14000DM001」が発売

　8TB HDDはST8000DM004が278円安の税込16,980円(1GB単価2.12円)に下落。実売価格が17,000円を割るのは今回で3度目だが、8月18日(土)調査時の税込16,718円には及ばない。7,200rpmの東芝MD05ACA800は、1,612円安の税込18,338円まで下げてきている。

　4TB HDDはST4000DM004が特価で422円安の税込7,980円に下がったものの、多くのショップは8,000円台後半で、平均価格が若干ながら上昇。WD40EZRZも大幅特価の終了により、最安値が税込8,402円に上がっている。3TBのST3000DM007もまた値上がり傾向にあるなど、7～8月のようなHDD大特売は過去の出来事になった。

　このほか、2TB HDDの新製品が2件。まず10月上旬、Seagate「BarraCuda」に属するST2000DM008が出回り始めた。発売済みのST2000DM005と比べて、キャッシュメモリは256MBで同じだが、回転数が5,400rpmから7,200rpmへと高速化されている。20日時点の最安値は税込6,566円で、ST2000DM005より864円高い。

　続いて中旬には、WesternDigital「WD Blue 5400」のWD20EZAZが発売された。こちらはWD20EZRZと同じ5,400rpmだが、キャッシュメモリが64MBから256MBへと4倍に増加。最安値は税込7,679円だ。今回調査ではWD20EZRZに税込5,380円の大幅特価があるため、かなり高く感じるが、それを除いた通常価格との比較では1,221円高となっている。

　2.5インチには大きな動きがないが、10月上旬から中旬にかけて、東芝MQ04ABF100(1TB)が税込4,298円で特価販売された。本体の厚みが7ミリの薄型モデルで、5,400rpm、キャッシュ128MBといったスペックを持つ。容量対価格で割高な印象のある2.5インチHDDだが、今回は3.5インチ1TBの最安機種・東芝DT01ACA100と同じくらい安い。デスクトップPCの静音化、省電力化など、店頭であれこれ用途を考えるのも秋葉原の楽しみだ。