Oculusの共同創業者、Facebookを去る

  • author Sam Rutherford - Gizmodo US
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Oculusの共同創業者、Facebookを去る
Image: Kickstater
Oculus Riftの初期プロトタイプイメージ。懐かしいですね

FacebookがOculusを買収したのは2014年のこと。買収金額は23億ドルでした。VR市場を盛り上げ牽引しようと邁進し、2016年、一般向けにOculus Riftを発売。2018年は、Oculus Goが発売され、Oculus Questが発表されました。これでようやく第1世代はそろった、これからだ!という今、Oculusの共同創設者であるBrendan Iribe氏がFacebookを去ることが明らかになりました。

VRの本命、Oculus Riftの出荷がついにはじまったよ!

https://www.gizmodo.jp/2016/03/vroculus_rift_1.html

Iribe氏は、Palmer Luckey氏、Michael Antonov氏、Nate Mitchell氏とともに、2012年にカリフォルニアでOculusを創業。Oculus Riftのプロトタイプ開発に関わり、Kickstarterで目標金額の約10倍という240万ドルを集め、大きな注目を浴びました。Facebook買収後は、Oculus VRのCEOを務めていましたが、2016年に退任。以降、PC VR部門のバイスプレジデントとして活躍していました。

いろんなことがありました! サイエンスフィクションを実現したし、新しい市場を切り開いたと思う。Oculusがここまでこれたのは、ひとえに素晴らしいチームとコミュニティのおかげだと思います。どうもありがとう! OculusとRiftから6年、次のステップに進みます!

ポジティブなコメントをツイートしたIribe氏。Facebookへの投稿も、ツイートと同じくポジティブです。

ネタ元のTechCrunchは、Iribe氏退社の理由として、自身が率いていた第2世代Oculus Riftに関わるメインプロジェクトが、社内的事情によりキャンセルされたためと伝えています。Iribe氏とFacebookはOculusの未来に対して基本的な考えが違うという話も出ており、Oculus Riftの未来があまり明るくないのでは?とも懸念されていますね。

しかし、Riftの中止報道についてはIribe氏の後任のNate Mitchell氏がTwitterで否定。今後もRiftの開発はドライブしていくと話しています。まぁSNSで恨みつらみを発信するような別れではなかったってことですよね。そう思いたいですよね。

またOculus VRの今後について、米GizmodoがFacebookにコメントを求めたところ、以下の回答がきました。

次世代のRiftについてまだコメントできる段階にはありませんが、PC VRは投資を続ける分野であり、戦略の1つです。シリーズとコンテンツは開発を続けており、来年はもっと明確な形でお見せできると思います。

Facebookに投稿された、20年ぶりの休みでしっかり充電するとあり、Iribe氏の今後の動きはまだわかっていません。

Source: TechCrunch