時間をさかのぼり、遭難船の運命を解き明かす“激ムズ”推理ゲーム「Return of the Obra Dinn」が狂気の面白さ
作者は「Papers, Please」のLucas Pope氏。
モノクロ(1-bit)の映像がハイセンスな3Dアドベンチャーゲーム「Return of the Obra Dinn(オブラ・ディン号の帰還)」が10月19日に発売され、国内外で注目を集めています。「究極の作業ゲー」と名高い入国審査シミュレーター「Papers, Please」を手掛けた作者の新作は、凶器も死因もバラバラな被害者60人の死の真相を同時進行で解明するという「究極の推理ゲー」でした。
舞台となるのは、1803年に消息を絶ち、数年後に無人で帰港した商船「オブラ・ディン号。そんな船の調査員に命じられたプレイヤーは、乗組員たちがたどった悲劇の運命を記録していくことに。
主人公の手元には、仕事に役立つ2つの不思議アイテムが与えられています。一つは、事件の真相に近づくことでページが埋まっていく「手記」。もう一つは、死体を調べることで死の瞬間にタイムスリップできる「懐中時計」です。
ただし、そんなチート能力を持ってしても捜査は困難を極めます。乗組員のリストに載っている情報は名前・役職・国籍だけ。顔写真はありません。つまり、過去にさかのぼって死因を特定できたとしても、それが60人のうち誰なのかは謎に包まれたままということ。
タイムスリップ先の世界に介入することはできないので、状況や会話などの限られたヒントから顔と名前を一致させていくわけですが……これがめちゃくちゃ難しい!
それぞれの乗組員には3段階の「推理難易度」が割り振られているのですが、最も難しい「レベル3」を冠する乗員の名前を当てるのは至難の業。「この人とあの人は同じ制服を着ているから……」「インド人は5人しかいないから総当たりで……」といった具合に、間接的な情報から答えを手繰り寄せる洞察力と分析力が求められます。
殺された瞬間とは別のタイミングにヒントが隠されている乗組員も多く、一人一人の行動を時系列順に整理することで初めて真実が見えてくることも。ゲーム中にも情報の検索機能は用意されていますが、実際にノートを用意してメモを取りながら遊ぶのがオススメです。
「能動的に推理を楽しむ姿勢」が求められるという点でややハードルは高いかもしれませんが、そのぶん点と点がキレイにつながった時の気持ち良さも格別。小さな手掛かりから真相にたどりついた瞬間の「俺って天才では……!?」感がたまりません。
先の気になる狂気的なストーリーも魅力。順風満帆に見えた商船は、黒々と広がる海から一体「何」を引き寄せてしまったのか? 断片的な情報を通じて恐怖を煽る語り口が、プレイヤーの探究心をわしづかみにします。
既に多くのプレイヤーが真エンディングにたどりついていますが、謎を残したまま終わる結末は、Twitter上で新たな議論を生んでいます。オブラ・ディン号の帰還から始まる本作の物語ですが、クリアしてなお「オブラ・ディン号から現実に帰ってこれない」ゲームファンも少なくないようです。
関連記事
- 「少し気が散るオセロが生まれました」 → 少しどころじゃなく気が散る狂気のオセロゲーム動画が話題に
毎度毎度、発想がすごいです。 - ベビースターの山から“お題の1本”を探せ! 公式ゲーム「ベビースターをさがせ!!」が狂気の沙汰
スマホで遊ぶと画面が小さくて見えず、闇雲にタップするしかない。 - 一切普通じゃない「ごく普通のシカのゲーム DeeeerSimulator」のTwitterアカウントが誕生! 狂気、カオス、理解不能
「普通」って、何だ……? - 井戸、落とし穴、家、果ては“海”まで なんでも武器になるRPG「ぶきあつめ」がなんでも過ぎて腹筋崩壊
RPG史上屈指のカオス度。何が起きても動じない心持ちでどうぞ。 - 墓守として闇に生きるSLG「Graveyard Keeper」日本語対応で配信開始 農業あり埋葬ありの“暗黒牧場物語”
意思を持って闇の道を進んでいく主人公。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
犬「で、オレが産まれたってわけ」 220万再生突破の爆笑ワンコに「ちっ、2回目の転生は犬かよ」「これでウインクとかされたら笑い死ぬww」
-
“無給餌”で育てたメダカが3年後、驚きの姿に……!! 人の手が入っていないビオトープで起こったミラクルに注目が集まる
-
北海道が広島……? 地名がちぐはぐすぎる「ちょっと変な日本地図」に隠された“秘密”に「おもしろい!」「よくぞ調べた」の声
-
「その顔やめんかいw」 大谷翔平、子どものような“変顔”を披露 「撮られてしまったね」
-
「最高すぎる」 業務スーパーで見つけた“あの麺の1キロ分”が話題 「業務用なんてあったのか」
-
「ドミノ・ピザ」山形県内から突如全店撤退、何が起きたのか 運営「優先順位の高いエリアでの今後の成長を見据えて」
-
「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
-
【今日の計算】「52+4×12」を計算せよ
-
釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
-
「これ本当に日本?」 言われなければ分からない福島の名所「浄土平」の絶景が「まるでアリゾナ」
- 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
- 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
- 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
- 「なぜ今になって……」 TikTokで“15年前”の曲が大流行 すでに解散の人気バンド…… ファン驚き 「戸惑いが隠せない」
- どういう意味……? 高橋一生&飯豊まりえの結婚発表文、“まさかのタイトル”に「ジワる」「笑ってしまう」
- サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」
- “世界一美しいザリガニ”を入手→開封して見ると…… 絶句を避けられない姿と異変に「びっくり」「草間彌生作のザリガニみたい」
- 「誰かと思った」 楽天・田中将大の“激変した風貌”にファン驚き…… 「一瞬わからなかった」
- 複数逮捕&服役の小向美奈子、“クスリ”に手を出した理由が壮絶すぎ……交際相手の暴力で逃亡も命の危機 「バレてバルコニー伝って入られて」
- 耐火金庫に“溶岩”を垂らしてみたら…… “衝撃の結果”に実験者も思わず「なんだって!!!」と驚愕【海外】
- 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
- 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
- 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
- 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
- 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
- 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
- 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
- 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
- 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
- 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評