「秋の夜長」という言葉があるように、秋は夜の時間が長く感じる季節。涼しくて過ごしやすいので、ついつい夜更かししてしまうことも多いですよね。

そんな秋の夜長を楽しむなら、お酒は欠かせません。おいしいおつまみなんて添えてあったら最高でしょう。フライドポテトは、お酒がすすむ定番メニューですよね。

じゃがいもの収穫は、春と秋の年に2回あります。ですから、ちょうど今がおいしい時期にあたります。そこで、旬のじゃがいもと家にあるシンプルな材料最高のフライドポテトを作ってみましょう。

カリッとホクホク。ビールに合うフライドポテトの作り方

▼材料

じゃがいも……3個

塩……ふたつまみ

粗挽き黒コショウ……たっぷり

小麦粉……大さじ3

揚げ油……適量

▼作り方

STEP1:カットする

friedpotato-001
Photo: 大崎えりや

じゃがいもはよく洗い、皮をつけたまま1.5センチ幅に切る。皮があったほうが、仕上がりの香りと食感が良く、しかも皮を剥かないぶん、時短になります。

STEP2:水にさらす

friedpotato-002
Photo: 大崎えりや

5分程度水にさらしておく。水にさらすことでデンプンが取れ、粘着性が落ちます(なので、粘着性の必要なハッシュドポテトなどを作るときは水にさらしません)。

STEP3:水気をきる

friedpotato-003
Photo: 大崎えりや

ざるにあけて水気を切り、乾いたボウルに入れる。じゃがいもは水がついた状態でかまいません

STEP4:塩と粗挽き黒コショウをまぶす

friedpotato-004
Photo: 大崎えりや

塩、粗挽き黒コショウを加えて手でよく混ぜる。挽きたてのコショウだと、香りがより良く仕上がります。

STEP5:小麦粉を加える

friedpotato-005
Photo: 大崎えりや

小麦粉を加えてさらに混ぜる。

STEP6:フライパンに入れ、油を入れる

friedpotato-006
Photo: 大崎えりや

フライパンに5を並べ、油をかぶるくらいまで入れる。

STEP7:揚げる

friedpotato-007
Photo: 大崎えりや

火を着けて強火で加熱する。冷たい状態から温度を上げていくことで、じゃがいもにじっくり火が入り、おいしく仕上がる。

STEP8:フライ返しで底をさらう

friedpotato-008
Photo: 大崎えりや

泡が出てきたら、フライパンの底にくっつかないように、一度フライ返しで底をさらう。

できあがり

friedpotato-009
Photo: 大崎えりや

こんがりと色がついたら、網にあげて油を切って、できあがり。

時間がたってもカリカリのまま

きつね色の美しい仕上がり。外はカリッとなかはホクホクです。時間がたってもベチャベチャッとすることがなく、カリッとした食感は失われません。小麦粉がじゃがいもから出る水分を吸ってくれるからです。

七味唐辛子や柚子胡椒などを加えれば、違ったフレーバーが楽しめます。たくさん作って、パーティメニューとして出してもいいですね。じゃがいもの種類で味も変わってくるので、いろいろな種類で試して、食べ比べても楽しいかもしれません。

ビールハイボールにぴったり。ついついお酒がすすんでしまうでしょう。夜は冷える時期でもあるので、飲みすぎてそのまま寝てしまわないようご注意ください。

あわせて読みたい

「飲む点滴」と言われる健康飲料、甘酒をもっとおいしく、飲みやすく。割るとオススメな飲み物ランキング

「飲む点滴」と言われる健康飲料、甘酒をもっとおいしく、飲みやすく。割るとオススメな飲み物ランキング

レシピ・文オガワチエコ

料理研究家。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールで料理と製菓を学ぶ。著書に『彼の家に作りに行きたい!純愛ごはん』(セブン&アイ出版)、『おにぎらずの本』(泰文堂)など。道具も調味料もない彼の家で、いかに間単に失敗なく美味しい料理を振舞うかに特化したレシピ本になっている。2015年9月11日には新刊『スティックオープンサンドの本』を出版。

Photo: 大崎えりや