【マンガ】気にしてなかったけど、「ニックネーム」の「ニック」って何なの?

英語の不定冠詞の特徴から、現在のつづりになったとか。

» 2018年10月27日 11時00分 公開
[ねとらぼ]

 本来の名前とは別に、親しみを込めて使われる呼び名を意味する「ニックネーム」。名称の一種なのですから「ネーム」なのはともかくとして、「ニック」とは一体何なのでしょうか。

 今回は、英語に関する雑学をまとめてご紹介します。

今更だけど、ニックネームの「ニック」って何なの?

 「ニックネーム(nickname)」という言葉は意外に歴史が古く、誕生したのは14世紀初頭だといわれています。しかし、当時は「ekename」と書かれており、“どこかから「n」がやってきた”ことで「nekename」「nickname」とつづりが変わっていったそうです。

※「eke」の意味は、現代でいうところの「additional」「extra」などに相当。「ekename」を直訳すると「追加の名前」になる。

 では、「n」はどこからやってきたのでしょうか。英語の不定冠詞は、「an apple」のように母音の発音で始まる単語のとき、「a」ではなく「an」が用いられます。ekenameも「an ekename」と書かれていたそうなのですが、長い歴史のどこかで誰かが間違ったのか、言葉の切れ目がズレて「a nekename」に変化。不定冠詞についていた「n」が、名詞側に移ってしまったといわれています。



「緑のおばさん」は、英語でいうとめっちゃかわいくなる

 通学する子どもが、横断歩道を安全に渡れるようにする学童擁護員。日本では「緑のおばさん」と呼ばれることがありますが、これは「学童擁護員が緑色の制服などを着用していたこと」に由来するのだそうです。

 実は海外にも似たような愛称があり、英語圏では「lollipop lady/man(ロリポップレディー/マン)」と呼ばれているとか。この由来は「交通整理に使う棒の先端に、『STOP』などと書かれている丸い板が付いており、それが棒付きキャンディー(英語でlollipop)のように見えるから」だといわれています。



目の前が真っ暗になるのは「ブラックアウト」 では、「レッドアウト」「ブラウンアウト」は?

 戦闘機の急旋回などにより、体の下方向に強烈な重力加速度(G)がかかり、視界が真っ暗になることを「ブラックアウト」といいますが、このように視界が一色に覆われる現象は他にもあります。

 例えば、体の下方向にGがかかるとブラックアウトだけでなく、周囲が暗く見えたり色がなくなったりする「グレイアウト」が起こることがあるとか。これとは反対方向にGがかかって、視野が赤くなる現象は「レッドアウト(血液が頭部に集中、眼球が充血して起こる)」というそうです。

 また、以下のように、人体ではなく周囲の環境によって起こる「○○アウト」もあるそうです。

  • ブラウンアウト:航空機の着地時などに砂ぼこりが舞い、地上の様子が確認しにくくなる
  • ホワイトアウト:吹雪などで周囲の状況把握が難しくなる


他にもある! こんな雑学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2405/19/news005.jpg 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  2. /nl/articles/2405/19/news036.jpg 「ウンコ食い」という毒魚に刺され“骨に激痛”→その40時間後…… ゾッとする経過報告に「えげつない」「何かの病気になりそう」
  3. /nl/articles/2405/20/news009.jpg ドクダミを除草剤を使わず防ぐ方法3選 生態と対策がよく分かる解説に「待ってましたよ!」 「これは嬉しい!」と大反響
  4. /nl/articles/2405/20/news035.jpg 夫が男子トイレで発見した“幸運の虫”を妻に見せると…… 感動を呼ぶその正体に「蝶より綺麗」「素敵な旦那さんだ」
  5. /nl/articles/2405/17/news147.jpg 丸刈り男性が“1年間”髪を伸ばし続けたら…… 55週間の“大変身”の記録に「これはすごい!」「クールだね」
  6. /nl/articles/2401/18/news015.jpg 巨大深海魚のぶっとい毒針に刺され5時間後、体がとんでもないことに…… 衝撃の経過報告に「死なないで」
  7. /nl/articles/2405/19/news034.jpg 父が答えた「人生最後の日に食べたい物」に衝撃走る 思わず涙こぼれる回答に「泣かせないでください」「心に沁みた」
  8. /nl/articles/2405/20/news034.jpg 生後6カ月の赤ちゃん、ママと目が合ってニコッ!からの…… 無敵のかわいさに「撃ち抜かれた……」「癒しをありがとう」
  9. /nl/articles/2405/20/news068.jpg カスハラなど客の迷惑行為で「もう限界」 老舗銭湯が閉店を決意した理由に「一番心折れるパターン」「見ていてつらい」
  10. /nl/articles/2403/13/news017.jpg 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」
先週の総合アクセスTOP10
先月の総合アクセスTOP10
  1. 庭に植えて大後悔した“悪魔の木”を自称ポンコツ主婦が伐採したら…… 恐怖のラストに「ゾッとした」「驚愕すぎて笑っちゃいましたw」
  2. 小1娘、ペンギンの卵を楽しみに育ててみたら…… 期待を裏切る生き物の爆誕に「声出して笑ってしまったw」「反応がめちゃくちゃ可愛い」
  3. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  4. 「歩行も困難…言動もままならず」黒沢年雄、妻・街田リーヌの病状明かす 介護施設入所も「急激に壊れていく…」
  5. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 釣りに行こうとしたら、海岸に子猫が打ち上げられていて…… 保護後、予想だにしない展開に「神様降臨」「涙が止まりません」
  8. 身長174センチの女性アイドルに「ここは女性専用車両です!!!」 電車内で突如怒られ「声か、、、」と嘆き 「理不尽すぎる」と反響の声
  9. 築152年の古民家にある、ジャングル化した水路を掃除したら…… 現れた驚きの光景に「腰が抜けました」「ビックリ!」「先代の方々が」
  10. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評