漫画家が婚活で出会った数学者の価値観が異星人すぎる エッセイ漫画に「笑った」「必要以上に誠実」の声
未知との遭遇。恋ってこうやって始まるのか。
生まれも育ちも違えば、価値観は違う……それは当然のことなのですが、まれにこの人何考えてるのか全然わからないという、自分の価値観を覆される人に会ったりすることもあるものです。
漫画家のことり野デス子(@DEATHcotori)さんが婚活で出会った数学者の価値観に異星人を感じたという漫画が、あるあるでもあり、なんだかちょっとうらやましいとTwitterで評判です。
作者のことり野さんは30代半ば。婚活をしているとたいていの人はプロフィール欄の相手に求める条件で、容姿や体型、年齢などに言及していましたが、彼のプロフィールには容姿、結婚歴、同居問題などすべて「気にしない」と書かれていたといいます。ことり野さんは「気にしようよ!!?」と心の中でツッコミながらも、この人なら会ってもらいやすそうだと思い、実際会ってみることに。
ちなみにことり野さんが男性に求める条件は、猫好き、パソコンに強い、メガネ男子(理想は羽生善治さん)の3つ。
そして、実際に目の前にメガネ男子が現れたものの、数十年人生を共にしてきたかのようなおじいちゃんっぽいメガネ、寝ぐせ、無口、笑顔もなし。なんとか会話をしようと「数学の先生ってどんなことするんですか?」と聞くと、彼は「新しい数学を発見できるようにずっと考え続けてます」と、数学が苦手だということり野さんにとっては異世界の話に聞こえました。
その後も、一人暮らしで自炊しているのに調味料を持っていないだとか、学食では女子でも頼まないような小さめごはんのさらに小さい量「ちょこ盛り」を頼んでいるなど武骨なイメージとはかけ離れた、ちょっとかわいい天然発言を炸裂させてきます。そっか、あれだ、ギャップ萌え!
ちなみに異世界の人っぽいことに変わりはありませんが、猫は、飼ったことはないけど、見るのは好き、パソコンについてはロケットのプログラムの一部を作るくらいには普通にできる。さらにメガネ男子だし、今のところ、ことり野さんの条件は満たしていそうです。
お会計の時にも信じられない光景が。どこかで聞いた「バリッ」という音……彼がお会計をする時に出したお財布は、婚活ではNGとされる推定300円のマジックテープのお財布でした。なぜだか、お店を出て解散した後の歩き方もフラフラ。発言だけでなく行動も異世界っぽいみたい。
数学しか興味がなく、目も合わせてくれない……この人と結婚する可能性はあるのかと苦笑しながら、『とりあえず、また会ってみよう』と前向きに初の対面を終えたことり野さん。最後のコマで、なんと2人は最終的に結婚したことが明かされるのでした。まるで少女漫画のようなうらやましい展開!
結婚は価値観が似ている人の方がいいとも聞きますが、異星人のように価値観がまったく違っても、その違いを認めつつ、楽しみつつ、お互いに補完できたら、こんなに面白い関係はないのかもしれません。末永くお幸せに!
読者からは「こういう旦那さんって必要以上に誠実(笑)なので一緒にいるのって楽しいですよね!」「結婚までの道のりを描いて欲しい」といった声が届いています。気になるその後はInstagram(@cotorinocotori)で読むことができます。また、ことり野さんは、ピクシブエッセイで「目指せ☆壁サー!」猫4コマ「ねこのふくらみ」なども連載中です。
画像提供:ことり野デス子(@DEATHcotori)さん
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