2020年までに、結局どこで作るんでしょうか?
イーロン・マスクのTesla(テスラ)が作る新型CUV(クロスオーバー・ユーティリティ・ヴィークル)「モデルY」。これの試作品が水曜日に完成し、イーロン兄貴がOKを出しました。ですが2020年までは、生産できない状態なのです。
The Vergeいわく、兄貴は「モデルYについて大幅な進展を見せた」と満足しているものの、とにかく工場がパンパンで、生産ラインが確保できない状態とのこと。
カリフォルニア工場は?
カリフォルニア州フリモントのギガファクトリーは限界突破しており、「モデル3」を作るため工場の床で寝泊まりし、駐車場に巨大テントをいくつも建てて生産をしていたほど。ここはまったく期待が持てそうにありません。
ではネバダの工場は?
Teslaはネバダ州にギガファクトリーを持っていますが、まだ敷地の30%しか使っていないので余裕はたっぷり。ただ「モデル3」のバッテリーを作っていても、新型車を作る生産ラインがないんです。新たな生産ラインを作るにしても、資金も時間も必要ですからね。
だったら上海は?
最近は上海にも、ギガファクトリー3の用地を確保したものの、土地だけで工場はまだなし。ここではリチウムイオン電池と2車種を生産するつもりだそうですが、ハコができるのもいつになるのやらです。
CUV「モデルY」は大変魅力的ですが、兄貴としては四半期ごとに最大の収益と利益をあげ、大成功している「モデル3」を優先するはず。となると、もう1車種が「モデルY」ですかねぇ……?
まぁまだ試作品の段階ですし、生産に入るまで時間がかかるのは当然のこと。まずはその完成した試作品の姿を拝みたいものですね。
Source: The Verge