Adobeとアナログゲームの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』がコラボ。公式モンスターのデザインを募集中

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  • author 傭兵ペンギン
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Adobeとアナログゲームの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』がコラボ。公式モンスターのデザインを募集中
Image: Adobe Photoshop/YouTube

選ばれると、ゲームで使える公式モンスターになります。

テーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)』が、クリエイティブツールでおなじみのAdobe(アドビ)とコラボ。Adobeの看板である画像編集ソフトのPhotoshopを使って、D&Dに登場するモンスターを作るコンテストが始まりました。

テーブルトークRPGとは、キャラクターを演じながら卓上を囲むプレイヤーとの会話を通じてストーリーを進めていくアナログゲームのこと。なかでもD&Dは、『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』といったロールプレイングゲームの祖先となる、歴史の長いテーブルトークRPGです。

Photoshopを使って新モンスターをデザイン

Video: Adobe Photoshop/YouTube

Summon The Terror of Undermountain(アンダーマウンテンの恐怖を召喚せよ)』と題されたこのコンテストは、その名の通り「Terror of Undermountain(アンダーマウンテンの恐怖)」という新モンスターの画像をPhotoshopを使ってデザインし、投稿するというもの。

投稿した画像は、出版社のWizards of the Coastで『D&D』の制作に関わっている面々と、Adobeのマネージャーやスペシャリスト(この人たちも熱い『D&D』ファン)によって審査されます。見事選ばれた場合、公式にモンスターとしてゲームに採用されるほか、賞金5,000ドル(約56万円)に加えWizards of the Coast社で『D&D』の制作現場の見学、さらに実際のゲームで使える公式ミニチュア化も。

ストーリーはもちろんキャラクターやモンスターを自分と遊び仲間たちで作って遊ぶことも楽しみの一つである『D&D』にはピッタリのコンテストですね。

ファンとしてはかなり熱いコンテストでぜひとも応募したいところですが、絵を一から作るのは厳しい。そんな人向けに(?)『D&D』のアートを担当するイラストレーターたちが製作したアセット集も配布中です。頭・胴体・腕・足といったパーツに分かれているので、これをPhotoshopで上手く組み合わせれば、簡単にモンスターが作れそう(これコンテストに応募しなくても、自分のセッション用にオリジナルのモンスターを作るときに便利そうですね……)。

アンダーマウンテンはD&Dで長く登場しているダンジョン

せっかくなので投稿したい人向けに説明しておくと、「アンダーマウンテンの恐怖」の「アンダーマウンテン」とは、『D&D』の第2版のときに初登場し、最新版である第5版にも未だ登場している長い歴史のあるダンジョン。PCゲーム版などにも登場しています。

ハラスターという魔術師が、ウォーターディープと呼ばれる街の近くに作り出した超巨大なダンジョンで、迷宮があったり農園があったり、階層ごとに構造が違う(今となってはゲームやファンタジー作品でよく見かける)危険な場所。入り口である井戸は宿屋に繋がっていて、冒険者たちが宿屋から直接冒険に出ていく面白い特徴を持った場所でもあります。

というわけでモンスターは比較的何でもありなイメージ。設定も合わせてを書いて投稿したいところですが、画像だけの受付なので、物語をいかに絵で語るかというのも重要なポイントとなりそうですね。

モンスターの提出期限は、米国東部時間の2018年11月16日23時59分まで。ちなみに、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』最新版はホビージャパンから日本語版が展開中。無料で遊べるベーシック・ルールブックも公開されています。

Source: Summon The Terror of Undermountain, YouTube, ホビージャパン