ついに公道へ。Waymoがカリフォルニアで無人自動運転の許可を得る

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ついに公道へ。Waymoがカリフォルニアで無人自動運転の許可を得る
Image: Justin Sullivan/Getty Images News/ゲッティイメージズ

やっぱり事故が心配ですが。

Google(グーグル)グループの複合企業Alphabet(アルファベット)傘下で、自動運転車を開発しているWaymo(ウェイモ)。

彼らはこのたび、カリフォルニア州の車両管理局で無人自動運転の許可を得ることができました。なので今後、マウンテン・ビュー、サニーヴェール、ロス・アルトス、ロス・アルトス・ヒルズ、パロ・アルトで「W」のロゴが描かれたセンサーだらけの車両を見ることになるでしょう。

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Image: Waymo

オペレーターが自動運転車のテストを行なうそうですが、運転席には誰も乗らないようです。同社のブログではこう書かれています。

カリフォルニア州が、運転手のいない車を公道でテストさせるのは初めてです。つまり、テスト運転者が運転席に座っていないのです

どんな運転をするのか

許可は割と寛容で、昼夜でも最高時速105kmまで出してもOKで、さまざまな道路のタイプでテストができます。

Waymoの車両は、霧でも軽い雨でも対処して走行できるといっていますが、おそらく認可では悪天候下での運転まで許していないようです。

過去の事故事例もあるが

自動運転車や半自動運転車は過去にも、アリゾナ州にてUberが車道を渡っていた女性と接触する死亡事故を起こしたり、Teslaもオートパイロットで事故が多発したり、事故の事例がいくつもあります。ですがカリフォルニア州は無人運転を許可したのです。

誰が乗るのか

もちろんですが、最初の同乗者は民間人ではなく、Waymoの従業員になります。ブログでは以下のようにも綴られています。

もしWaymoの車両が理解できない状況に陥れば、どのように次の一手を出せばいいか理解するまで安全に停止します

なるほど、わからなかったら「とりあえず止まれ」とプログラムするわけですね。とにかく他社がこれまで起こしたような事故は起こさないよう気をつけてほしいですね。

これまでもWaymoは中国に進出したり、衝突したときに車体がクッションになる特許を取得したりと、いろんな動きを見せてきました。それらも併せて、いろいろ気になるところです。

Source: Waymo