ゲームはアート?東京芸大院がゲーム専門コースを設立

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  • author 岡本玄介
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ゲームはアート?東京芸大院がゲーム専門コースを設立

ついに「ゲーム=アート」論争に終止符が打たれる!

日本でアートを志す者なら、すべての人が憧れる東京藝術大学。ここで学ぶのは伝統的な油彩や彫刻だけでなく……なんと来年4月から、ゲームの研究を行う専門のコースが開設されることが発表されました。

コースは横浜市にある、大学院映像研究科に作られます。芸大はゲームを芸術の1分野として考えたことで、デザインではなく映像の学科に採り入れたのです。

産経新聞いわく、東京芸大は「国公立大学でゲームを専門的に学べるのは、おそらく初めての試みでは?」とコメントしているとのこと。

授業の内容

ゲームコースは映像研究科のアニメーション専攻と、メディア映像専攻に在籍する修士課程(2年間)の学生が選択できるようになります。

そして採用は各学年から数人程度となる予定とのこと。内容はデジタルだけでなく、アナログゲームも取り扱い、ゲームに関するいろんな講義や演習を行い、修了研究として学生たち自らがゲーム作品を制作することになります。

第一線の現場からゲスト講師も

ほかにもスクウェア・エニックスなどから講師が派遣されたり、アメリカにてゲーム教育分野で実績がある大学との共同授業も実施される予定だそうです。

昔から「ゲーム=アート」については意見が分かれていましたが、これで堂々と「テレビゲームはアートである」と言えるようになりますね。お母さんに「ファミコンしてないで宿題しなさい!」なんて怒られても、胸を張って反論できるようになります。

授業内容も気になりますが、天下の芸大生たちがどんなゲームを作るのか? 卒業制作も大いに気になりますね。

Source: 産経新聞