タイムカプセルを開けたら「カセットテープ」という過去の遺物が出てきた

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タイムカプセルを開けたら「カセットテープ」という過去の遺物が出てきた
Video: ShenandoahUniversity/YouTube

発見しても再生手段がなかったという事例もあったくらいですから…。

バージニア州にあるシェナンドア大学の学生たちはつい先日、彼らにとって謎めいた大昔の世界である1993年からのタイムカプセルを開封しました。その中から発見されたのは奇妙な装置、俗に言う「カセットテープ」だったのです。

保存状態は良好

このタイムカプセルは、バージニア州ウィンチェスターにある小さな私立大学の1993年度の学生たちによって埋められたもの。その上に置かれた銘板には、2018年に開けてもらうよう記されていました。

長く土の中にあったためカプセルには水による傷みがありましたが、残念ながらドロドロになってしまったその他多くのタイムカプセルとは違い、ほとんどの品の保存状態は良好でしたでした。カプセルには1993年からの文化遺物が数多く入っていたと同時に、1990年代に属さないものもあったのです。90年代の卒業記念アルバム以外に、レイヴおしゃぶり、恐竜のオモチャ、さらには1960年代のビートルズのレコードなどが入っていました。

開封の儀の様子は、1993年当時に存在していなかった動画サービスYouTubeでご覧あれ。

1993年はすでに「昔」

1993年のタイムカプセルがあまりに早く開封されたことにご立腹な人もいるかもしれませんが、落ち着きましょう。1993年は25年も前で、腹を立てた人は年寄りなんだと自覚すべき時が来たのかもしれません。1993年は遠い昔で、あなたは年を取ってしまった…。少なくとも今回の学生たちは、はるか昔だったと感じたのです。

2018年の今、大学1年生のほとんどはこのタイムカプセルが埋められてから7年後の2000年頃に産まれたことになります。なので、1993年の良き思い出(あるいは当時、好きだったもの)に浸りつつも、浸れるということは今では年を取ってしまった、という事実も穏やかな心で受け入れましょう。

未来はすぐそこ、過去は遥か遠く…

それにこのタイムカプセルがあと50年も放置されていたら、地球温暖化のためバージニア州ウィンチェスターは水没してたかもしれませんからね。もうすでに道半ばまで、来ていますし。

さらに言うならば、新製品サイクルの早いテック系のタイムカプセルは短いスパンで開けても十分楽しそうです。できれば手遅れになる前、再生手段があるうちが良さげかもしれませんしね。

iPhone 3GSもすでに11年前…。

初代「iPhone」3万字レビュー

https://www.gizmodo.jp/2017/07/the-iphone-review.html

Source: Wikipedia, the Winchester Star, the Guardian, YouTube