自らの命(バッテリー)を分け与える。これは愛の板。
iPad Pro発表会のとき、iPad ProからiPhoneを充電している様子が映し出されて会場が「うおおおおお!」ってなってましたよね。では、どのくらいの出力で充電できるの?ってのが気になったので調べてみました。
iPad Pro → iPhone(7W前後)
チェックはUSB-C端子に差し込むタイプのワットチェッカー。こちらはiPhone XRを接続したところの様子ですが、7W前後で充電されていました。Qiの高速充電とだいたい同じくらいの速度ですね。
さて、ここまではAppleのサイトに載っていた情報。ですが、他のUSB-C製品も充電してみたところ、基本的には充電OKでした。もちろん例外はあるでしょうけど。
iPad Pro → iPad Pro(7W前後)
2発目から変わり種チャレンジ。iPad ProからiPad Proに充電できるのか? まるで自分の尾を咥えるウロボロスのような状態になっていますが、なんと充電OK。写真の転送もできましたよ。ちなみに、後から挿したほうが充電されるみたいです。
iPad Pro → Pixel 3(7W前後)
最初は充電できなかったんです。なんでPixelはダメなのか? Googleだからか!?ってしょんぼりしていたんですけど、しばらく放置していたらナニカに目覚めたかのように充電をはじめました。なんだ、仲良しじゃん。君ら。
iPad Pro → Surface Go(7W前後)
Surface Goも7W前後で無事充電できました。ちなみに、iPad Proのバッテリーが20%を切って警告が出たら、5W程度に下がったので、残りHPが少なくなってくると分け与えられるパワーも下がるみたいです。
iPadから他の機器を充電するなんて、最初は無茶かよ!って思ったんだけど。予想を裏切って真面目に何にでも。平等に命を分け与えてくれるiPad Proの姿に涙が止まりません。
果たしてiPad Proから他の機器に充電するシーンがどれだけあるの?って。モバイルバッテリー常備な僕は首をかしげてしまうんですけどね。でも、いざというときに命を分け与えられるこの慈愛の心に救われる日が…来るのかもしれません。
Source: Apple