みなさん、芸術の秋がやってきましたね♪
今年は一味違う、アート史に残るような名作たちが東京・上野に集結します。
その中でも、特に注目されているのが「フェルメール」!
2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)まで上野の森美術館で開催中です♪
今回の展覧会では、35点しかないとも言われる現存作の中から過去最多の9点がやってくる、日本の美術展史上最大の『フェルメール展』になっていますよ。
見ないと後悔するフェルメール作品の魅力を、アート女子のじゃらん編集部・前田が存分にご紹介します。
フェルメール展
開催期間/2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
※日時指定入場制
※会期中、一部作品の展示替えあり
開催時間/9:30~20:30(入場は閉館の30分前まで)
開催場所/上野の森美術館
チケットの購入はこちら https://www.vermeer.jp/ticket/
フェルメールってどんな人?
「フェルメール」
どこかで聞き覚えのある名前…。
美術の教科書に載っていた「牛乳を注ぐ女」や「真珠の耳飾りの少女」で知っている人も多いのでは!?
ヨハネス・フェルメールは17世紀オランダの画家で、生活のワンシーンを切り取った写真のような作品が特徴的です!
今でも残っている絵画は35点前後で、歴史的な記述もあまり残っていないんだとか。ですが19世紀半ばに再発見されて、人気が加速していったそうです。
フェルメールの代名詞と言えば、鮮やかな青色が目を引く「フェルメールブルー」!
また、ミステリアスで緊張感のある静かな空間や、光の粒子を表現することから「光の魔術師」とも呼ばれています。
作品を見るとそのリアルさに圧倒されてしまうこと間違いありません♪
今すぐ行きたくなる!フェルメール展を見るべき3つの理由
【1】教科書で見たあの名画に感動!
学生の頃、美術の教科書でみたあの「牛乳を注ぐ女」がこんな至近距離で見られるなんて…感激!
思ったよりかなり小さいのでビックリしました。
また「フェルメールブルー」と呼ばれる青色がとても印象的。きっと女性のスカートとテーブルクロスに目を奪われてしまいますよ!
【2】超貴重!日本美術展史に残る展覧会
過去最多の9点が東京に来日!
今でも残っているフェルメールの作品は35点とも言われています。今回はその中から9点も来日!(一部展示替えあり)
35分の9ですよ!?こんなにも貴重な絵画を集めていただいて、ありがとうございます!!!
日本初公開の作品が3点も登場
さらに、9作品のうちなんと3点が日本初公開なんです!これは、フェルメール好きにはたまりませんね。二度と見られないかもしれない作品たちを2~3分じーっと目に焼き付けていました。
ここで人に話したくなるうんちくをご紹介!
フェルメールの作品には、隠された意味がたくさんあるんです。
1枚目の「ワイングラス」の作品で、部屋にこっそり置いてある楽譜や楽器のリュートが「愛」を暗示し、さらに女性の向かいにあるステンドグラスには馬具の手綱を持った女性=「節制」が描かれています。これは室内での色恋沙汰を忠告する意味が込められているそうです。絵画に込められた真意が分かると、見方が変わりますよね!
また2019年1月9日(水)から会期終了まで追加出展が決定となった「取り持ち女」は、初期作の一つ。フェルメールは現存作品の3点だけ年記が残っていますが、この作品は右下に画家のサインと共に制作年も記されています!これを知っているだけでも、フェルメール通になれますね。
奇跡の「フェルメール・ルーム」で鑑賞できる
みなさんにこれだけは言いたい!今回の展覧会は、ホントに貴重なんです!
フェルメール本人でも一度に見たことがないであろう奇跡の「フェルメール・ルーム」で、一度に作品を楽しむことが出来ます。
世界各国で保有されている数少ないフェルメール作品が、同じ部屋に展示されて見られるなんて…。
わざわざ一つずつ見に行っていたら、何年あっても見られないですよね。
なんて、贅沢。
【3】これ以上ない!整った環境でゆったり鑑賞
日時指定で鑑賞しやすい
大人気の展覧会のため、普段であれば大混雑で「なかなか作品までたどり着かない…」なんてことも!
ですが、今回は美術展では珍しい「日時指定入場制」が採用されているので、入場する際も長時間待たず、見ることが出来ます♪
作品もゆったり自分のペースで楽しめちゃいますよ。
石原さとみさんのナレーション!無料の音声ガイド
ほとんどの展覧会では有料で音声ガイドを借りられますが、今回は来場者全員に無料で配布されます!
さらに、ナビゲーターは女優の「石原さとみ」さん♪心地の良いナレーションで、名画の鑑賞ポイント、絵画に隠されたエピソード、画家たちのトリビアを知れちゃいますよ!
17世紀オランダ絵画の傑作約40点が同時に楽しめる
フェルメール展では、フェルメールと同時代に活躍した画家たちの名作約40点も楽しめます!
17世紀オランダはヨーロッパの中でも裕福で、芸術や学問の最先端国。「オランダ黄金時代」とも呼ばれていたこの時代、フェルメール以外にも人気作家が続々と登場していたそうですよ。
当時最先端だった絵画を眺め、「こんな服着てたんだなぁ」や「景色がきれい」など、暮らしぶりに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
家に帰っても楽しめるお土産が充実!
フェルメール展では、可愛いお土産がたくさんあります!名作「牛乳を注ぐ女」になりきった可愛すぎるミッフィーは、思わず手に取ってしまいます…。
※好評につき初回生産分は完売。今後は産経ネットショップにて購入可能
詳細は公式サイトへ https://www.vermeer.jp/goods/
帰り際に見つけてしまったガチャポン!
1回400円で挑戦すると…
「マルタとマリアの家のキリスト」が描かれたピンバッチをゲット♪
展覧会に行った記念になりました!
まとめ
この秋東京では、普段アートに興味がない人でも知っているくらい有名な作品が次々と来日します!
こんなに貴重な作品が生で見られるなんて、またとないチャンス♪
入館は平日の特に夕方から夜にかけてがオススメです!
「きれい」「凄い」「全然わからない」…正解のない思い思いの発想で、ぜひ芸術に触れてみてください。
開催期間/2018年10月5日(金)~2019年2月3日(日)
※日時指定入場制
※会期中、一部作品の展示替えあり
開催時間/9:30~20:30(入場は閉館の30分前まで)
開催場所/上野の森美術館
TEL/0570-008-035(インフォメーションダイヤル 9:00~20:00)
住所/東京都台東区上野公園1-2
休館日/12月13日(木)
アクセス/JR上野駅 公園口より徒歩3分、東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩5分
料金/
【前売日時指定券】一般 2,500円、大学・高校生 1,800円、中学・小学生 1,000円
【当日日時指定券】一般 2,700円、大学・高校生 2,000円、中学・小学生 1,200円
「フェルメール展」の詳細はこちら
※この記事は2018年10月時点での情報です
前田琴美
山口県出身、バラエティ番組の元AD。海外旅行が大好きで、暇さえあれば次の旅行先を模索中。今は、ラテアートにハマっています。