ほとんどの人が、朝早くからドアを引っ掻いて穴を空けた後で、涙目になっている猫に餌をあげていると思いますが、餌をあげる別の方法もあります。
猫の餌のやり方次第で、猫の行動を変えられることもわかりました。
猫への正しい餌の与え方は「軽くを複数回」
アメリカ獣医師協会は、猫の行動に関する問題を考えた上で、猫の正しい餌のやり方に関する合意声明を出しました。
どうやら普通の猫の食事というのは、缶詰のウェットフードを飲み込んで、乾いた洗濯物の上で眠ることではないようです。そうではなく「単独で狩りをして、軽い食事を頻繁に食べる」はずなのです。
猫の食生活の多くがそのようなものだと思うかもしれませんが、今回はできるだけ普通に近づけることのメリットを紹介しましょう。
このような普通の餌やり行動を定期的に猫にやらせると、膀胱炎のようなストレスに関する問題や、不活発や過食など肥満に関する問題を防いだり、軽減したりすることができます。
また、適切な餌やりによってストレスを軽減すると、家庭内で他のペットを避けようとする不安な猫が、必要以上に頻繁に餌を食べようとしなくなり、体重が減ることにもなります。
基本的に、猫は退屈しているのです。
もしくは、何らかの理由で餌の器にストレスを感じている場合は、猫はガツガツ餌を食べ、その後であなたの靴の中に吐いたりします。
うれしいことに、そのような猫を助ける簡単な方法がいくつかあります。
遊べる餌やり器をつくる
猫にとって定期的に食べることは難しくありませんが、日々の食事の一部をパズル餌やり器などでゲームのようにすることができます。
様々な穴や回路から餌を取り出す方法を見つけなければならない、猫の迷路のようなものもあります。想像できると思いますが、このような餌やりにはドライフードが最適です。
パズル餌やり器は、20ドル以下で売っていますが、自分の猫がそのようなもので楽しむのかを確認するためにも、プラスチックのフタ付き容器などでつくることもできます。
猫というのは意味のないことをするのが好きな生き物なので、あなたの猫も楽しむはずです。
このような狩猟行動の真似ごとのようなことにチャレンジするのはとても大事なので、猫を夢中にさせ、引きつけ続けます。
多頭飼いなら餌やり場所を離す
1匹以上猫を飼っている場合、それぞれ別の場所で餌をあげると猫のストレスは減ります。
アメリカ獣医師協会は、猫同士の関係性や行動を観察することを勧めています。どの猫とどの猫が仲がいいか? 特定の場所を避けているか? そのような観察をした後で、餌やり計画を立てましょう。
餌やり計画には、視覚的に離れた複数の餌やり場所を設けることも含みます。餌やり場所は、それぞれの猫の敏捷性(棚やテーブルのような高い場所を利用するために)や食事のニーズも考慮した方がいいでしょう。
餌は、各猫のマイクロチップを利用した、プログラム制御できる餌やり器であげてもいいです。
また、餌やり場所は、赤ちゃん用のゲートや、食べ物にアクセスする対象をサイズ制限している入口などからも、離した方がいいでしょう。
猫は、安心できる場所で餌をもらった方がいいです。さらに、餌やり場所は猫砂の近くではない方がいいです。
これは、2匹以上猫を飼っている場合はわかりませんが、2匹だけ猫を飼っている人には、おそらくそこまで大変ではないと思います。
餌やりを分ける
猫同士を離す時間があれば、餌を分ける時間もあるかもしれません。
遊べる餌やり器は、ゲームで遊びながら時間をかけて食べ物を少しずつ手に入れるので、ここでも役に立ちます。
しかし、できれば、1日1〜2回大量の食事を与えるよりも、少量を分けて与えた方がいいです。そうすれば、猫の消化に関する問題や、餌の時間に必死で餌を求めるようなことも減ります。
カロリーもチェックする
ほとんどの人は、猫がどれくらい食べるべきなのか正確には知りません。自分の猫に必要なカロリー量を獣医に確認してください。
ただし、その数字は猫の年齢や病気の有無によって変わることを念頭に置き、自分の猫がどれくらい食べているかを観察しましょう。猫の体重が増えたり、減ったりしていないか、定期的に獣医のところでチェックしてください。
猫は自分で自分の健康を観察できません。愛する猫に代わって、あなたが分別ある行動と判断をしましょう。
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Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]