キレイにわかれています。
iPhone XSとデザインは違えど、ほぼ同一の性能をもつiPhone XR。本体の大きさは、どちらかというとiPhone XSよりXS Max寄りですが、使われているプロセッサは3機種とも「A12 Bionic」。スクリーンのなかでの体験はそこまで変わりないんですね。
ネットワークスピードにも違いあり
たとえばXSとXRで違うのは、ディスプレイの品質や、RAMの容量なんてのが挙げられますね。しかし、それだけありませんでした。海外で行なわれたテストではモバイルの通信速度で約2倍もの差がついていると報告されているんです。
海外誌のPCMag.comが実施した、LTE通信(Band 41)でのダウンロードテストのグラフです。どの電波強度でもiPhone XS/XS MaxとiPhone XR/Xで結果がハッキリとわかれています。最大で2倍ほどの差がついていますね。これは、体感でもその違いがわかりそうです。
「ギガビット対応」のアリナシが理由か
このような差がついている理由は明確で、iPhone XS/XS Maxでは「4×4 MIMO」の通信方式に対応しているのに対し、iPhone XRでは「2×2 MIMO」にしか対応していません。4×4 MIMOとは、基地局と端末側で各4本のアンテナを使い、高速な通信を行なう方式。2×2 MIMOはその半分というわけです。
これは、Appleのサイトでも確認でき、iPhone XSのページでは「ギガビット級LTE」と謳われていますが、iPhone XRのほうは今までどおり「4G LTE-Advanced」。この差が、通信速度にも大きく影響を与えていると思われます。
とはいえ、iPhone XRだから通信が遅くて困る…というケースは極めて稀なはずです。なにせ、去年のiPhone Xと同じ性能ではありますからね。
Source: PC Magazine via Cult of Mac