人が横着するには、このシンプルなIoTスイッチがあればよかった

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  • author 岡本玄介
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人が横着するには、このシンプルなIoTスイッチがあればよかった
Image: Smartianse

家中なんでもIoT~!!

憧れのスマートホーム実現のためスマートスピーカーを購入し、対応するLED電球電子レンジ電源プラグ、果ては便座を温めるトイレも導入……。でもどれもが、スマート・デバイスとして連携していないと使えない家電なんですよね。

それに非対応だけど愛用している家電を、わざわざ買い換えるのは非エコですし、とても忍びなく思うことでしょう。

そんな悩みをまるっと解消してくれるのが、家電のスイッチを操作してくれるスマートなIoTスイッチ「Smartians」なのです。

Video: vimeo/YouTube

アナログ家電によくある、左右にパチパチするロッカースイッチも、棒の突き出たトグルスイッチも、プッシュ式もダイアル式も、アド・オンを工夫すればあらゆる家電の電源をオン/オフしてくれます。

これはアムステルダムに拠点を置く、Frolic Studioによる発明。デバイスを押すのも傾けるのも、回転させるのも思いのまま、しかもアイディア次第でロールカーテンを巻いたり、水やり用に水風船を割ったり何でもござれなのです。

要になるのはハブ。これは1回の充電で1カ月もち、クラウドに接続できます。手持ちのスマートフォンやスマートスピーカーから指示を出しておけば、タイマーやユーザーの位置情報に応じて任意の動きをしてくれます。

これを見ていると、IoTの原点はコレなんじゃないか?って気がしてきますね。人が横着するには、こんなシンプルな装置で良かったのです。

皆さんだったらどんな使い方を思い付くでしょうか? 私なら起きる10分前にPCの電源をポチっと押すとか、帰宅時に玄関の内側からサムターンを回して解錠させるとか、寝ている間に目覚まし時計をオフにしてくれたら最高じゃないかと思います。

「Smartians」は現在スポンサーを募集中とのこと。ちょっとした工作の楽しさもありますし、販売されたら即ゲットしたいですね。

Source: vimeo via Smartians