Apple純正ヘッドホン、マイクノイズカットやリバーシブル装着が可能に?

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  • author 塚本直樹
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Apple純正ヘッドホン、マイクノイズカットやリバーシブル装着が可能に?
Image: Hadrian / Shutterstock.com

Appleの音作りが気になる…。

今年に入り、ちょくちょく噂されだした「Apple独自のヘッドホン製品」。その姿はいまだはっきりしませんが、特許情報が事実ならこれにはビームフォーミング技術やリバーシブル仕様が取り入れられる…かもしれません。

Patently Appleによって発見された特許によると、Appleはヘッドホンが通話音声から風の音や交通音といったノイズを分離する技術の特許を出願しています。つまり、うるさい環境下であってもマイクに雑音が入らず、クリアな音質で通話ができるということですね。

これに似た技術は、Appleのスマートスピーカー「HomePods」にも「ビームフォーミング」として搭載されています。HomePodsのビームフォーミングはマイクを使って部屋の形から音質を調整し、さらにうるさい部屋でもユーザーの声をきちんと把握する、というもの。たしかに、これは屋外での騒音のカットにも応用できそうです。

さらに特許では、ヘッドホンをリバーシブルに使用するケースについても触れています。これは、機能的には同一のイヤーカップがマイクによって左右の耳を判断し、逆に装着されていたらステレオ再生を正しく調整するというもの。もうあの小さい「L」「R」の文字を確認しなくていいのは、なかなか快適そうです。

Appleの独自イヤホン製品については、著名アナリストのミンチー・クオ氏が「ノイズキャンセリングやワイヤレスペアリング機能を搭載したハイエンド向けモデルになる」と報告したことがあります。さらにBloombergは、同製品はBeatsブランドのハイエンドヘッドホンを置き換え、Bose(ボーズ)やSENNHEISER(ゼンハイザー)とも競合すると伝えているのです。

Appleは現在ワイヤレスイヤホン「AirPods」を販売していますが、次のステップがヘッドホン製品になることは、容易に予想がつきます。はたしてBeatsの音作りが受け継がれるのかなど、オーディオ製品としてもなかなか気になる話ですね!

Patently Apple via 9to5Mac