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エンジニアと役員との対話の場「TOWN HALL MTG 2018」を開催しました!

Developer Relationsチームの三木です。

10月某日、新宿オフィスのカフェスペースを会場として、LINEの国内エンジニアを対象とした経営・現場のオープンな対話の場である「TOWN HALL MTG」を実施しました。本記事ではその模様を写真を中心にお届けします。

TOWN HALL MTGとは

TOWN HALL MTGとは、普段は顔を合わせる機会の少ないエンジニア組織の役員に、聞いてみたい質問・伝えたい要望をエンジニアから事前に募集し、当日それに対して役員がパネルディスカッション方式で回答する、という趣旨のイベントです。

LINEグループでは、エンジニア3000名体制を目指して、様々な組織や職種で、積極的な採用を行っています。それとともに、多様な価値観・背景を持ったエンジニアが増えています。グローバルな開発組織として多様性を尊重し、エンジニアが働きやすい環境を整備することは、会社にとって非常に重要な課題です。

オフラインでは「User Voice」という、エンジニアに限らず誰でも会社側に意見をポストできる仕組みは以前からあったのですが、オンラインで会社の代表である役員に直接質問できる場はこれまで存在しなかったので、今回実施の運びとなりました。なお、今回は日本と韓国の両拠点で、並行して開催しました。
(※一部の開発組織では実施していましたが、エンジニア全体をスコープとした開催は初の試みでした。)

エンジニアに対して開催概要のアナウンスとともに、事前に当日に役員に回答してほしい質問を募集しました。トータルで80問近くの質問が寄せられましたが、会の時間の制約やトピックのバランスを考慮し、19問に絞りました。選出から漏れた質問は、後日メールで回答を全体に展開という対応といたしました。

なお、当日のMTGの会場の様子は、福岡・京都拠点のエンジニアも視聴できるよう、LINE LIVEにてストリーミングしました。

当日の模様

時間は、社内のエンジニアが参加しやすいよう、金曜の17:30からスタート。
また会場入口にはアルコールやフードを配布し、なるべくカジュアルな空気で参加者がディスカッションを楽しめるようにしました。

パネラーは、パクイビン(CTO)、ヤンソクホ(LINE開発担当)、池邉智洋(サービス開発担当)の3名の役員が登壇しました。
モデレーターは、社内のエンジニア環境改善をミッションとしているDeveloper Relationsチームのマネージャーである砂金が務めました。

まずMTG前半は、事業〜開発関連のトピックを中心に進行。
事業の展望や、組織のデザイン、ツール、開発文化などさまざまな性質のトピックを、3名の役員が持ち回りで順番に回答しました。

MTG後半は、HR寄りのトピックを中心に進行。これまでの3名に加えて、人事管掌の役員である落合紀貴もパネラーとして加わりました。
人事評価、採用、オフィス環境、福利厚生に至るまで、エンジニアからの貴重な意見に、人事としての見解を一つずつ回答しました。

最後に

今回のTOWN HALL MTGで取り上げた質問は、エンジニアが抱える要望や意見の一部でしかなく、定期的に対話できる場を設けることが必要となります。また一過性のイベントに終わらせる事なく、今回寄せられた課題に対して、会社として継続して検討やフォローアップ取り組むことが必要です。

実施後のアンケートでは、参加者のうち7割が満足度が高く、初回の試みとしては成功だったと言えると思います。とはいえ、英語の同時通訳対応や、パネラー/オーディエンス間のインタラクティブな仕掛けなど、次回運営上の改善ポイントも多々ありました。

今後も、LINEの社内環境改善の取り組みを、今後も本ブログにてお届けします。