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ゴッホや水墨画などのエフェクトを動画にかけるAIプラグイン。Premiere Pro用

サイバーリンクは、カメラで撮影した映像に世界の名作絵画風のエフェクトをかけられるAI活用アドオンソフト「AIスタイルプラグイン」を同社Webサイト上で発売した。Windows版Adobe Premiere ProとAfter Effectsの2017年バージョン以降で利用できる。ゴッホや印象派、水墨画など4種類のパックを用意し、価格は各19,800円(税込)。


    AIスタイルプラグインのラインナップ
  • 名画シリーズ ゴッホ AIスタイルパック
  • 名画シリーズ 印象派 Vol.1 AIスタイルパック
  • 名画シリーズ 印象派 Vol.2 AIスタイルパック
  • 名画シリーズ 水墨画 AIスタイルパック

取り込んだ動画ファイルに、名画のようなエフェクトをかけられるプラグイン。通常のビデオにスタイルを重ねるエフェクトやフィルターとは違い、独自のディープラーニングアルゴリズムを活用。アーティスト固有の特性や、筆のタッチ、色合いなどの画風を再現し、「特定のシーンにドラマチックな効果を加えたり、全体に適用して、生き生きとしたアニメーションに変換することで、新しい芸術形式を表現できる」とする。

ビデオ編集ソフト「PowerDirector 365 1年版」(9月発売、6,463円/年)に搭載されていた機能を、AdobeのPremiere ProとAfter Effectsでアドオン機能として使えるようにした。

ドローンの空撮映像にAIスタイルプラグインでエフェクトをかけたところ(PowerDirector 365のプラグイン利用例)
人物を撮った映像にエフェクトをかけたところ(PowerDirector 365のプラグイン利用例)

パック毎にあらかじめ名画の事前学習がされており、クラウド経由ではなくパソコンのローカル環境で実行される。プラグイン利用のためにインターネットに接続する必要はない。4Kの高解像度までの出力に対応。CUDA 3.0以上のバージョンをサポートしたNVIDIA製グラフィックカードや、Intelのディープラーニングキット「OpenVINO 」を搭載したシステムで動作する。