会社でSlackを使っている人なら、その巨大なチャットルームに、お気に入りのドラマやスキンケアなど、好きな話題に特化したチャンネルをセットアップできることはご存知でしょう。
もちろん、仕事専用のチャンネルも複数あるでしょう。あちこちのチャンネルをチェックしていると、それだけで1日が終わってしまうなんてことも。そこで、せめて夜だけはSlackに追われないための方法を紹介します。
スマホからSlackを削除する(あるいは通知を最低限にする)
この手のコミュニケーションが家まで付きまとう理由のひとつが、スマホの通知です。それって本当に重要ですか? 勤務時間を終えてまで、誰かと連絡を取る必要がありますか?
午後6時以降はSlackを見ないと決めていても、新しいスレッドを示す小さな赤い数字が、あなたを誘惑してくるのです
QuartzのLeah Fesslerさんは、夜までSlackに追われることに悩んでいました。でも、かつてSlackでシニアエンジニアをしていたErica Joy Bakerさんにインスピレーションを受けたそうです。
Bakerさんは、サンフランシスコで開催されたWall Street Journalの「Women in the Wokplace」カンファレンスで、心の誘惑に抵抗する方法をこのように紹介していたそうです。
私のスマホには、職場のSlackは入れていません。なぜなら、帰宅後は職場の人からはコンタクトしにくいようにしておきたいから。
たとえば何時から何時はSlackを見ないと決めるぐらいだったら、そもそも削除してしまいましょう。そうすれば、見ることは絶対にありません。
完全に削除まではできないという人は、勤務時間終了とともに削除して、出勤時にダウンロードするという方法もあります。とはいえ、余計な作業が増えてしまうので、これはあくまでも次善策。通知の制限や、Slackチャンネルのミュートなどが現実的な対策となるでしょう。
それらを職場を離れる際の習慣にして、ディナー中の通知が減るかどうか、試してみてください。
電話させる
そんなことをして緊急時はどうするんだと思うかもしれません。でも、本当に緊急にあなたが必要なときには、電話をかけてもらえばいいとBakerさんは言います。
だから私はオフィスを出るときに、何かあったら電話してと皆に伝えて帰ります。電話があったことは一度もないので、すべてうまく行っているのでしょう。
これはある意味ずるいテクニックです。なぜならBakerさんは、我々の世代が電話での会話に慣れていないことを知っているから。だから彼女は、あえてメールではなく電話と言っているのです。
つまり、本当に緊急なとき以外は誰も電話をかけてきません。もちろん、Bakerさんは上役だからこんなことができるのであって、誰もができることではありません。
一般社員としてSlackから離れることは、自分より職位の高い人に対して境界線を引くことを意味するため、困難かもしれません。
しかし、明確に求められているわけでもないのに常にスマホの通知をチェックする行為は、あなた自身がその境界線を曖昧にしていることを意味します。
通知をミュートする
勤務時間外にもSlackをチェックするよう上司に命じられていないのであれば、翌朝までリーチできない状態を習慣にしてしまいましょう。ある会社のCEO Saman Rahmanian氏は、Fast Companyに対し、同社におけるSlackのベストプラクティスについて語っています。
その中心にあるアイデアは、メインでないチャットに巻き込まれないこと。それは、勤務時間外であっても、仕事中にサボっているときでも同じです。
自分にとって本当に必要でないチャンネルからは去りましょう。そして、自分がメンションされていない通知はすべてミュート。完全集中が必要なら、command+QでSlackにバイバイです。
これもまた、社内のチャットルームの構成によっては難しいかもしれません。あなたの力が及ばないところかもしれませんが、不要なスレッドには、できるだけ巻き込まれないように抵抗しましょう。
重要なものやダイレクトメッセージを除いて、全ルームの通知をミュートすることもできます。あるいは、ステータスを「離席中」にして、Slackはあくまでもコミュニケーションツールであり、あなたの脳への直通電話ではないことを皆に知らしめましょう。
そうすることで、Slack上での仕事とおしゃべりを分離できるのです。
Image: MichaelJayBerlin via Shutterstock
Aimée Lutkin - Lifehacker US[原文]