試合のすべてを見よう、感じよう。
そもそもなぜ、プロ向けAV機器の祭典Inter BEEに、コンシューマー向けプロダクトが大好きなギズモードが来ているかというと、コレなんです。スポーツ中継のリアルタイムCGがお得意のテクノネットさん出している、Leap Motion社が公開したARヘッドセット、「Project North Star」のデモを体験したかったんです。
実用的なシチュエーションを想定したモノは多分コレが初で、スポーツ観戦中に使うMRシステムとなっとります。リアルタイムMR×スポーツ観戦というコンビネーションはかなり、個人的に期待しまくっている使い方でして。
だってだって、スポーツ観戦しに行くといつも「あれ、これテレビで見たほうが分かりやすい?」という邪念が頭によぎっちゃうんです…。「いま何点?」「いま誰が点入れた?」「あぁぁ、ちょっ、見逃したじゃん!」という不穏な思考。
そうじゃない。そうじゃないのに!
……ということでMRです。
スポーツ観戦しながらも、テレビ中継で表示されるようなデータやリプレイが見れる、という最高のいいとこ取り。ライブ感も試合運びも、ましてや決定的な瞬間も、これなら見逃さない。
こちらのデモでは、スコアのリアルタイム表示はもちろん、リプレイの再生や、選手のお姿・データなどが直感的な手の操作(カスタムできるジェスチャー)で表示できます。
そしてここでProject North Starの広い画角(約100度)と、高画質(左右合わせて2,160 x 1,200)が活きてくるんですよね。CGのオーバーレイ表示がなかなか画角から見切れないし、結構小さい文字もちゃんと読める。これはちょっと、妄想がはかどります。
たとえば、イチローのレーザービームのリプレイを、派手なエフェクト付きで見たい。羽の生えた錦織選手が打つエア・ケイをみたい。どうしよう……。どうする? なにを見る?
スタジアムに「MR席」が来るのもそう遠くないはず。
Source: テクノネット