生産性を高めるツールは数あれど、レゴのブロックこそ究極のツールであることを発見しました。その理由をご紹介しましょう。
1日の始めに、ToDoリストを見て「ああ、こんなにたくさんやることがあるのか」と辟易します。リストにあることはどれもやらなければならないことですが、果たして全部できるかどうかその時点ではわかりません。
時間管理が鍵になりますが、ToDoリストで時間管理はできません。時計もカレンダーも、今日はあと何時間作業に使える時間が残っているか具体的に把握するには役に立ちません。
でも、レゴを使えばできるんです。
ポモドーロテクニックならぬポモレゴテクニック
私のだらしなさはルームメートのお墨付きですが、そんな私でさえ、レゴがあればちゃんと仕事を片づけられます。
どうしてレゴかって? それは、我が家にちょうど1箱レゴがあるから。そして、文章を書いていて集中力が途切れたときに、おあつらえ向きだからです。それにレゴのブロックは重ねることができるからです。
私はポモドーロテクニックについて、いろいろなタイマーを紹介しながらたくさんの記事を書いてきました。特に気に入っているタイマーはTomato.esで、ウェブで仕事の進捗を記録できるタイマーです。
でも、どんなタイマーを使うかは重要ではありません。大切なのは、25分間中断されることなく仕事をして、その後5分間休憩することです。4回これを繰り返したら、もう少し長い休憩を取ります。
15分ぐらいが妥当でしょうか。メールやソーシャルメディアのチェックなど気が散ることは、休憩時間に限って行ない、仕事に集中すべき25分間は、そのときやると決めた作業に特化することが目標です。
レゴで時間管理をする方法
それでは、レゴで時間管理をする方法をご説明します。
デスクの上に、標準的なレゴを4個重ねたもの5個と小さな車を置きます。
4個のレゴブロックを重ねた1塊で2時間を表し、レゴのブロック1個で中断されることのない25分間を表します。毎朝、私はカレンダーを見てその日の持ち時間はレゴ何個分か確認します。
これに基づいて適切な数のレゴをのけて、残りのレゴでいくつの作業を完成できるか考えます。
これができたら、1回25分と区切って仕事をして、その25分が終わるたびに車にレゴを乗せていきます。どういう形に積んでいくかは好みです。
このやり方は次のような利点があります。
- ToDoリストと並行して使える。やるべきことは間違いなくたくさんあるのですが、レゴは残り時間を視覚的にリマインドしてくれます。
- 時間を物理的に示してくれる。レゴを目で見たり、手でつまんで積み上げたりすると、時間という抽象的なものを物理的に感じることができます。私の脳は、「これから3時間ぶらぶら過ごして、残りの5時間頑張ろう」と考えます。レゴは、適切に割り当てる必要がある日用品のような感じになります。
- 時間の使い方を目で見て振りかえることができる。全部の作業が片付かないと、1日無駄にしてしまった気分になりがちですが、車の上にレゴがいっぱいに乗っていると、これだけ自分は集中できたんだと思えます。それでも仕事が終っていないなら、無理に仕事を詰め込み過ぎたのかもしれません。もう一度計画を見直す必要があります。
- レゴをいじる時間が持てる。これ、思っているより大事です。少なくとも私には。
もちろん、自分に合わせて適宜バリエーションを加えてください。
賢く時間を使う
生産的になりたい人は、「みんなレゴを買いに行け」と言うつもりはありません。私の場合は、このシステムを使えば、持てる時間を有効に使うことができるとお伝えしたいだけです。
片づけるべき仕事が多すぎてどうしようと思っているなら、ちゃんと時間があることを思い出してください。ウェブに時間を使っているとかなりの時間を取られてしまいますから、ウェブで無駄にする時間をブロックしたほうがいいでしょう。
それ以上に、仕事を片づけるために時間を使おうと決意したら、それができるようなシステムを考えましょう。そのほうが、じっくり仕事に集中する時間を楽しめます。
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Image: MeskPhotography/Shutterstock.com
Original Article: How To Use LEGOs To Manage Your Time Better by MakeUseOf