タフさを追求してたどり着いた新型「PROMASTER」。これは一生ものの1本

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  • author 三浦一紀
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タフさを追求してたどり着いた新型「PROMASTER」。これは一生ものの1本
Photo: 八島崇

腕時計はタフでなければ生きていけない。

この11月、シチズンのPROMASTERシリーズに新しい仲間「PROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150」が登場しました。その特徴はずばり「タフ」。あらゆる環境に耐えられるタフさを備えたPROMASTERです。

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Photo: 八島崇

この「タフ」というキーワード、実はシチズンにとっては古い歴史があるそうなのです。一体どういうエピソードなのか? シチズン本社内にあるシチズンミュージアムにおじゃまし、探ってみることにしました。

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Photo: 八島崇

インタビューに答えていただいたのは、シチズン史料室室長・シチズンミュージアム館長の坂巻靖之さん。今年6月にこちらの記事で、「PROMASTER アクアランド」とダイバーズウォッチの歴史について語っていただきました。今回もよろしくお願いします!

ヘリコプターから落としても動き続ける「パラショック」がタフウォッチの原点

── まず、シチズンのタフさの原点となるモデルは何でしょうか?

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Photo: シチズン

坂巻:1956年に発売された「パラショック」というモデルになります。腕時計は精密な部品が組み込まれた、非常に繊細な製品です。当時はちょっとしたショックで内部の機構が壊れてしまって、時計が止まってしまうということが多くありました。

時計は、時を刻まなければ意味がありません。そこで、シチズンでは時計の心臓部分である「ひげぜんまい」の心棒が衝撃で折れてしまわないよう、特殊な機構を開発しました。これがパラショック機構です。

── 外装を強くするのではなく、機構部分を衝撃に強くしたわけですね。当時、同じような耐衝撃性能を持つ腕時計というものはあったのですか?

坂巻:スイスのメーカーにはありましたし、国内のメーカーでもありました。シチズンは、それらの機構をさらに強化して、耐衝撃性能を上げたものを開発しました。

── 当時の資料を見ると、パラショックのプロモーションのために、ビルの上から落としたり、ヘリコプターから落としたりと、かなり派手な公開実験を行ったそうですが。

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Photo: シチズン|1956年に行なわれた落下実験の様子を捉えた貴重な写真

坂巻:全国的な規模でこの落下実験を行っていたようですね。デパートの屋上から落としたり、ヘリコプターで甲子園球場に落としたりもしていたようです。

── 外装は普通の腕時計と変わらないわけですから、落としたら壊れてしまいそうです。

坂巻:このような落下実験でも機構部分は壊れないんですよ。時計の最大の使命である、「時を刻み続ける」というところは死なないんです。それがパラショックの最大の特徴です。

時を重ねてもタフさは変わらないPROMASTER

── その後、パラショックはどうなるのですか?

坂巻:パラショック機構自体は、その後の時計にも搭載されながら受け継がれました。そして日本で本格的なスポーツ時計を作ろうということになり、1989年に「アルティメーター」というモデルが登場しました。これは初代PROMASTERと呼べるもので、現在PROMASTERで使われているロゴの原型となるものも生まれました。

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Photo: シチズン

アルティメーターは、世界初の電子センサーによる高度計の付いた腕時計です。本体左側の部分に高度センサーが搭載されています。この特徴的なデザインは人気を集めました。

── アルティメーターは今見てもかっこいいですよね。

坂巻:さらに、アルティメーターとは別ラインで、タフさを追求したモデルとして1999年に「PROMASTER エコ・ドライブ スーパータフ」というモデルを発売しています。こちらは、ボディに窒化チタンを使用して耐傷性を高めた上で、光発電技術であるエコ・ドライブにより電池交換を気にせず使用できるモデルです。

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Photo: シチズン

── リューズが引っ込んでいて、コインなどを使わないと回せない機構なのですね。

坂巻:リューズの巻き芯が折れてしまわないように、完全にケースの中に隠してしまっています。エコ・ドライブを採用していますので、一度時間を合わせてしまったら、ほとんどリューズをいじる必要がなくなるので、中に入れてしまってもいいという考えだったのでしょう。

ガラス部分が下に沈んでいるのも、落としたときにガラスが直接地面に触れて割れないようにという配慮です。細かいところまで、タフさを実現するためにデザインされています。

この時計はパリ・ダカールラリーのドライバーが着けて出場し、20気圧の防水構造が、水圧だけでなく砂漠の砂や塵に対しても防塵性能を発揮しました。

── タフな腕時計というと、一部のヘビーユースなユーザー向けのものと思われがちですが、PROMASTERはどのような方向性の製品なのでしょうか。

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Photo: 八島崇

坂巻:PROMASTERには、もともと「GO BEYOND」というコンセプトがあります。あらゆるフィールドで活躍できる究極のプロフェッショナルウォッチというものを作り上げていこうということですが、一部のヘビーユースの方だけに使っていただきたいというわけではありません。

シチズンの100年の歴史で培ってきた技術は、あらゆる人にとってベネフィットのあるものだと思っています。今回のPROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150は、地球上のあらゆる場所で止まらず狂わず使用できる。それをタフな外装で実現したということで「究極のタフさ」に近い腕時計ですが、タウンユースでもきちんと使えるようなデザインで、皆さまにお届けしたいという製品となっています。

孫の代まで受け継がれる「一生もの」の時計

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Photo: 八島崇

PROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150は、シチズンの100年の歴史が詰まった、最高峰のタフな腕時計です。エコ・ドライブにより光で発電できるため、電池交換やネジを巻くといった作業は不要。その上、GPS衛星からの電波を受信して、世界のどこにいても正確な時刻を表示。腕時計に必要な「いつでもどこでも正確な時刻を表示する」という要素を、完璧なまでに満たしています。

子どもの頃に腕時計に魅了され、腕時計のデザイナーとしてシチズンに入社した坂巻さんは、「腕時計は、人生に寄り添う唯一の工業製品」と話します。そしてこう続けられました。

「時間を知るというだけなら、スマホで用は足りてしまいます。しかし、腕時計というものは人生とともに歩んでいくもの。だからこそ、長く使えないといけないものだと思うのです。自分の人生が終わったあとも、自分の子どもに託すということもできますし。だから、卒業や入学、結婚などの人生の節目に、腕時計がプレゼントされるのだと思います」

確かに、腕時計というものは数年経ったからといって使えなくなるというものはあまりありません。高級なプロダクトは「一生もの」と言われることも。

特に、今回紹介したPROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150は、電池交換不要でいつまでも動いてくれる“タフなヤツ”です。もし、自分がこの世からいなくなっても、PROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150なら子どもや孫の代まで時を刻み続けてくれるはず。

シチズンが60年かけて築き上げた「タフ」の結晶は、人間の一生を何回も見届けることができるレベルになりました。

たかが腕時計、されど腕時計。末永く付き合えるパートナーとして、PROMASTER エコ・ドライブGPS衛星電波時計 F150(CC3064-86E|115,000円+税)は期待以上の働きをしてくれることでしょう。


Source: シチズン

「陸」のタフを追求するPROMASTER「LAND」シリーズ

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Photo: シチズン

PROMASTERには「MARINE」「LAND」「SKY」という3つのシリーズが用意されいて、F150は「LAND」にカテゴライズされています。「LAND」シリーズには海抜−300mから標高1万mまで計測可能な「アルティクロン」(写真上/BN4044-23E|66,000円+税))や、11月にリリースされたばかりの「モータースポーツシリーズ」(写真下の3本/左からCB5034-82L|59,000円+税、CB5036-10X|52,000円+税、CB5037-84E|66,000円+税)がラインナップ。「陸」のタフさを追い求めたいならチェックですよ。

シチズン創業100周年記念イベント「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」開催

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Photo: シチズン|2014年に田根氏とのコラボレーションで開催した「“LIGHT is TIME“ミラノサローネ凱旋展」の様子

2018年は、1918年に創業したシチズンの100周年の年。これを記念したイベント「CITIZEN "We Celebrate Time" 100周年展」が、2018年12月7日(金)〜16日(日)まで東京・青山のスパイラルガーデンで開催されます。シチズンのデザインチームと、建築家・田根剛氏のコラボレーションによるインスタレーションは必見!