Amazon従業員によるアドレス漏洩、お詫びは5ドルや100ドルのギフトカード。金額がバラバラ…

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Amazon従業員によるアドレス漏洩、お詫びは5ドルや100ドルのギフトカード。金額がバラバラ…
Image: Shutterstock

額は揃えて欲しいですよね。

内部の従業員によって顧客のメールアドレスが第三者パーティのビジネスに漏らされてしまったAmazon。それを当の顧客たちに報告するメールでは「技術的なエラーによって」と表現していたわけです。この情報漏えいの被害にあった顧客たちにはお詫びとしてAmazonギフトカードが送られたと報じられています。

それだけであれば特に驚くべき内容ではないのですが、詳しく見てみるとちょっとケチくさい内容になっているんです。被害者とAmazonの間でのEメールのやり取りを確認したというTom’s Guideのレポートによると、複数の顧客が5ドルから100ドルの間のギフトカードを受け取ったとのこと。オンライン掲示板Redditでも複数のユーザーが情報漏えいに苦情を報告して、その結果ギフトカードを提供されたと投稿しています。Tom's Guideでは次のように報じています。

AmazonのユーザーであるPaul GagnonがTom's Guideに語ったところによると、「Amazonのカスタマーサービスに電話をし私の情報がどうして公開されてしまったのかを尋ね(それに対する回答はもちろんありませんでした)、スーパーバイザーに電話を回すように伝えたところ、謝罪として100ドル(何の条件もなし)がオファーされました。

Gagnonが受け取ったレベルの高額を受け取ったAmazonの顧客は他には聞いたことがありませんでした。しかし苦情を伝えた他の顧客の中にはこれよりも低い金額のギフトカードを受け取った人たちもいます。

Tom’s Guideによると、どうやらこのギフトカードを誰が受け取っているか、そしてどれだけの金額をそれぞれが受け取っているかについてははっきりとしたパターンやルールはなさそう、とのこと。米GizmodoはAmazonにコメントを求めましたが回答は得られませんでした。

Amazonによる今回の情報漏えいはブラックフライデーの数日前に発覚しました。すぐに被害にあったユーザーの一部にはメールでその旨が伝えられたようですが、「我々のウェブサイトは意図せず、技術的なエラーが原因でお客様のEメールアドレスを公開してしまいました」という内容でした。Amazonは問題は修正され、パスワードを変更する必要はない、とアナウンスしましたが情報漏えいの範囲がどの程度だったかについてはほぼ説明がなされませんでした。

先週の段階では米GizmodoにはAmazon広報担当から「問題は修正されており、影響を受けた可能性があるユーザーには報告した」と伝えられていました。しかしどれほどの人数が被害にあったのか、具体的にどのような経緯で情報が漏洩されたかについては伝えられませんでした。

二ヶ月という短い間に起きた二回目の情報漏えいであることを考えると、Amazonがギフトカードを提供しているのも当然の流れのように思われます。

Source: Tom’s Guide