英語プログラミングの習得、ダイエット…習慣化したいことはあっても途中で挫折してしまった経験はありませんか。

昨今は、ゲーミフィケーションソーシャルプレッシャーを利用してうまく習慣化に導いてくれるアプリがたくさんありますので、これらの助けを借りてみてはいかがでしょう。

なかでも私が愛用しているFabulousは、デューク大学による行動経済学のナレッジが詰め込まれた習慣化促進に役立つ秀逸なアプリです。

習慣化のコツを学ぶアプリ『Fabulous』の使い方とメリット

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Screenshot: 山田洋路 via Fabulous

"習慣化への旅"は小さなミッション達成を積み重ねることで進行します。

まずは「朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲む」よう促され、食事内容の見直し、エクササイズ、呼吸…などといった数分で完了するミッションが追加されていくのです。

旅を進めながら気づくのは、"コップ1杯の水を飲む"といったシンプルな習慣はとても簡単に身につくこと。その際、"起きてすぐ"など、トリガーがハッキリしていることも重要です。

ミッション達成を日々繰り返すことで、次第に続けるために必要な意志の力は少なくて済むようになり、気づいたときには自動化(=習慣になる)が起こるというもの。

小さな達成感を積み重ねて自信をつけられる

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Screenshot: 山田洋路 via Fabulous

さて、エクササイズなど、少し時間と労力を要するものになると、当然ですが毎日達成することが難しくなってきます。そうしたときに助けになるのが、今まで小さなミッション達成を積み重ねてきて得られた自信です。

このときにはすでに、自分には習慣化の能力があることを感覚的に知っていますので、たとえ何度か挫折したとしても再挑戦し、ついには習慣化が達成されます。

環境に働きかけて行動を変える

もう一点、習慣化を強力に後押ししてくれるのが行動経済学のナレッジです。

『Fabulous』には、デューク大学の行動経済学ラボでの研究結果が反映されていて、ナレッジはアプリの随所にちりばめられています。

たとえば、食事内容を見直すミッションでは、カロリー摂取量を自然に減らすために器のサイズをひとまわり小さくするとのヒントが提示されます。

同様にアプリでは、環境に働きかけることで行動が変わることを、わかりやすい具体例をふまえて教えてくれます。

習慣化を促進するための3つのポイント

ここでは、旅を進めていくにあたって繰り返し示されるナレッジのなかでも、特に習慣化のポイントとなる3点をご紹介しておきます。

1.短くてもいいからとにかく続けること

息つく間もないほど忙しい日もあるかと思いますが、鋼のルーティーン形成のためには、とにかくこなすことが重要になってきます。

どうしても時間がないときや体調が優れないときなども、無理のない範囲でこなし、アプリのリマインダーにチェックが入れられるようにしましょう。

たとえば私は毎朝、簡単なヨガのエクササイズを行っていますが、時間がないときは短縮したシークエンスで行うようにしています。

2.ひとつの習慣にフォーカスすること

時間と意志力は有限ですので、どうしても身につけたい習慣にフォーカスすることが基本。

もし英語学習とブログを書くことの両立が重いと感じるなら、タスクを朝と夜に割り振るなどの工夫が必要になります。

ただし、すでに身に着いている習慣や軽めのタスクであれば、サクサクこなしていくことで本命に着手するにあたっての助走となります。このようなものはいくつかリマインダーに残しておくのがオススメです。

3.中断しても何事もなかったように復帰すること

この秀逸なアプリをもってしても、残念ながら旅を完結する前に挫折を味わう可能性は高いです。実際、コツや感想をシェアするFacebookグループでは再開組も多く見受けられます。

なんらかの理由で旅を途中で投げだしたとしても、思いついたときにシレっと再開することで、すぐに習慣化の感覚が取り戻せて旅が続けられるでしょう。旅の再開に理由やきっかけはいりません。

本気で変えたいなら、6カ月間の集中プログラムも

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Screenshot: 山田洋路 via Fabulous

習慣化にとっての有益なナレッジ満載の『Fabulous』には、iOS版Android版のアプリがあり、基本機能は無料で利用できます。

また6カ月間の集中プログラム(サプスクリプション:5600円)を受けて習慣化の旅を深めることもできます。

アプリは英語版のみですが、アプリを使うこと自体がリーディングのレッスンにもなりますし、リマインダー音声コンテンツは感覚的に利用できるのでハードルは高くないでしょう。

習慣化したいことがある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。

Source: Fabulous

Image: Gettyimages

Screenshot: 山田洋路 via Fabulous