キーボードを叩いて、文章が画面に表示されると思いきや、いくつかの文字が見えるだけ。もしくはまったく何も表示されないということがあります。

キーボードが動かなければ、パソコンは使い物になりません。ノートパソコンの場合、デスクトップPCのようにキーボードだけ交換できないので、これは大問題です。

パソコンのメンテナンスは習慣にするべきですが、問題は内部にあることがあります。今回は、ノートパソコンのキーボードが動かなくなった場合に知っておかなければならないことと、その対処法を紹介しましょう。

ノートパソコンのキーボードが動かなくなる4つの原因

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Image: MakeUseOf

通常、ノートパソコンのキーボードが動かなくなる原因は4つあります。それぞれの原因ごとに対処法があります。

  1. ハードウェアドライバーに問題あり:再インストールもしくはアップデートする。
  2. ゴミやホコリ:ノートパソコンのキーボードを掃除する。
  3. 接続が悪い:ノートパソコンを開けて、キーボードを再接続すると解消する場合もある。
  4. 物理的に問題あり:キーボードが欠陥品の可能性があるので、交換する必要がある。

気づいたかもしれませんが、上記の問題のうち2つは簡単に解決できます。

それ以外の2つは少し手間がかかります。修理するのにノートパソコンを開かなければならない場合は、メーカーによって異なるので、問題がさらに複雑になります。

同じメーカーの商品でもモデルによって違う可能性もあります。

キーボードのドライバーをアップデートもしくはロールバックする

ノートパソコンのキーボードが動かない時の対処として一番簡単な方法は、ドライバーをアップデートすることです。

ドライバーをアップデートするには、スタートをクリックしてデバイスマネージャーに入ります。

デバイスマネージャーのアイコンが表示されたら、それをクリックします。キーボードが見つかるまでデバイスの一覧を見ながら、一覧を展開します。

キーボードデバイス(普通は標準PS/2キーボード)を右クリックして「プロパティ > ドライバー」を選びます。

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Image: MakeUseOf

ドライバーのアップデートをクリックしたら、Windowsが新しいドライバーを見つけるのを待ち、それをインストールしましょう。ワープロソフトやWindowsのノートパッドなどでキーボードの入力テストをして、運が良ければそれで動くようになるはずです。

それでもうまくいきませんか?

そういう場合は、デバイスのアンインストールを選び、ドライバーが削除されるのを待ちます。削除されたら、Windowsを再起動して、ドライバーが再インストールされるのを待ちましょう。

また、「アクション > ハードウェアの変更をスキャン」を使って、Windowsにトライバーをインストールさせることもできます。

ドライバーのロールバックのオプションがあることも覚えておいてください。新しいドライバーがインストールされない限り、ほとんどの場合これはグレイアウトされていますが、おそらくWIndowsアップデートの一部としてあります。

このオプションが使える場合は、キーボードは最近動かなくなっただけなので、ドライバーのロールバックをクリックして、新しいドライバーを待ちましょう。

キーボードを掃除する

標準キーボードの掃除は簡単ではありません。ノートパソコンのキーボードの掃除となるとさらに大変です。キーボードは、ゴミを落とすためにある程度物理的な掃除が必要になります。

USBやワイヤレスのキーボードなら簡単ですが、ノートパソコンの場合は少し異なります。

基本的に、ノートパソコン全体が壊れるリスクを負わずに、簡単にキーボードを振ったり、叩いたりすることはできません。

しかし、まずノートパソコンを終了し、それからノートパソコンをひっくり返して、裏からやさしく叩けば、キーボードからゴミやホコリを取り除くことができます。

ノートパソコンをひっくり返したままで、すべてのキーを指で叩けば、残っているゴミも取り除けます。

机の上に落ちたゴミも残らずきれいに掃除すれば、完了です!

取り除けないゴミがある場合は、エアーダスターやキーボード掃除用のフワフワした道具を使うこともできます。

掃除だけでは、パソコン内部の問題は修復できないということは覚えておいてください。しかし、ゴミやホコリでキーが適切に動いていない場合は、掃除によってそれを防ぐことができます。

ドライバーのチェックをして、掃除をしても、キーボードが動かない場合は、いよいよ自力で問題解決をしなければなりません。

以下の手順に従ってノートパソコンのキーボードの修理をする場合は、作業全体のリスクはすべて自己責任となりますのでご了承ください。

欠陥のあるキーボードを交換する

キーボードが物理的に損傷していたり、マザーボードにつながらなくなってしまった(おそらく衝撃のため)場合は、ノートパソコンから部品を外し、再接続したり、キーボードを交換したりするための、まとまった時間が必要になります。

メーカーによって、ノートパソコンを組み立てる方法は様々なので、ひとつの修理方法に限定するのは難しいです。

しかし、同じメーカーの違うノートパソコンを開ける方法は一般的に同じです。したがって、キーボードの交換(もしくは単なるケーブルの再接続)はかなり簡単です。

ノートパソコンのキーボードは通常密閉されたユニットなので、ノートパソコンからキーボードを外している間は掃除がしやすくなりますが、内部の動作確認は簡単にできなくなる、ということを覚えておいてください。

キーボードを取り外したら、シリアルナンバーを確認することができます。シリアルナンバーを「eBay」で検索し、購入可能かどうかを確認しましょう。

大抵買えますが、ノートパソコンの交換用のキーボードは高価なことが多いです。

Dellのノートパソコンのキーボードを外す

Video: DIY University/YouTube

ほとんどのDellのノートパソコンのキーボードは、比較的外しやすく、ドライバー(ねじ回し)は必要ありません。

この動画では、プラスチックのツール1組を使った、Dell Inspironのキーボードを外す方法を紹介しています。キーボードがうまく外せたら、マザーボードと接続しているリボンケーブルが見えるはずです。

東芝のノートパソコンのキーボードを外す

Video: Laptop Reparatur Handy j500j500/YouTube

東芝のノートパソコンのキーボードは、筐体から外すのがかなり大変です。ノートパソコンの底面を外さなければならず、すべてのネジとケーブルのチェックをしなければなりません。

こういうことをやりたいと思っている人もいるかもしれませんが、手順に慎重に従えば、キーボードを交換することができます。

HPのノートパソコンの場合は外部キーボードを検討する

HPのノートパソコンは、どのモデルを使っているかにもよりますが、キーボードを取り外すのがさらに大変です。うれしいことに、Pavilionのような人気モデルは、簡単にキーボードを外す方法があります(しかし、HPのハイエンドなノートパソコンはもっと複雑です)。

Video: David Stumph/YouTube

Dellと東芝のやり方を組み合わせたようなものです。底面からネジを必ずひとつは外さなければならず、それからDellのノートパソコンと同様に筐体から外します。

ノートパソコンのキーボードの欠陥を修理できるか?

キーボードが動かないノートパソコンは、生産性の大きな妨げとなりますが、修理することも可能です。単にハードウェアとソフトウェアのメンテナンスで済むこともあれば、ノートパソコンの内部を実際に修理しなければならないこともあります。

上記の修理でうまくいかなかったとしても、まだ望みはあります。ノートパソコンが補償期限内だったり、信頼できる修理屋を知っている場合は、最小限の負担でキーボードの修理をすることができるはずです。

また、BluetoothやUSBのキーボードを一時的に代用したり、Windows 10のオンスクリーンキーボードに頼るという手もあります。

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Image: aastock/Shutterstock.com

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Original Article: How to Fix a Laptop Keyboard That's Not Working by MakeUseOf