デザイン性の高いお財布もいいけれど、日々使うことを考えると財布はやっぱり使いやすいものがいいですよね。特に寒い冬の日になると、グローブをしたまま使える財布があればいいですよね。現在姉妹サイトmachi-yaにてキャンペーン中のユニークなウイング形状のポケットを持つレザーウォレット「Stingray」はバイク好きの革職人が「グローブをしたままだと財布が使いにくい!」という課題を解決するために生まれたものだそうです。今回サンプルを手にする機会があったので、どれぐらい使いやすいかを試してみた感想をお伝えしたいと思います。

上質レザーとワイルドなパイソン柄

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Photo: 増田 隼也

まずはデザイン面から。Stingrayはオールハンドメイドの革財布となっており、限定のパイソンレザーを除き牛革モデルは全て植物タンニンなめし革とで上質さが感じられるものです。ちなみにタンニンなめし革は加工に手間暇がかかりコストが高くなるため、革製品の2割程度しか流通していないとも言われています。

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Photo: 増田 隼也

また、タンニンなめし革は大きな経年変化が楽しめることが知られていますので特にこのサンプルのキャメルカラーはきちんと手入れを行えばきれいな飴色に変化してくれそうです。

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Photo: 増田 隼也

一方、限定のパイソン柄は非常にワイルドな雰囲気を醸し出しています。表側はヘビ革特有のウロコ感がありますが、ツヤ加工ではなくマットなナチュラル加工となっているため柄自体は派手ですが嫌味な感じはありません。また内側はオールブラックの落ち着いたデザインのため、全体としては大人ワイルドを演出してくれるという印象です。

緻密に設計されたウイング形状が操作性向上に

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Photo: 増田 隼也

この財布の特徴でもあるウイング形状は、財布を開くとまさに翼のように大きくポケットが広がり、コインや頻繁に使うカード類にさっとアクセスできる設計。実際、手を財布に手を入れても、深いところまで手が届くのでストレスフリーな使用感でした。コンセプトにある「グローブしたままでも使いやすい」という部分もしっかりと体現できており、クリエイターがこだわったポイントと言えそうです。

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Photo: 増田 隼也

さらに、試行錯誤の上でこの形状に辿り着いたという中央の仕切り板の機能性も想像以上に評価できるポイントでした。振ったりバッグの中に入れて乱雑に動くような状態でもコインとカードが混ざり合うような事態はなく、1ポケット2ルームという機能をしっかりと果たしていました。


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Photo: 増田 隼也

お札入れ部分は特に目を引く部分はありませんが、しっかりと日本札が収まるサイズで十分な容量でした。ただ、新品で革がまだあまり柔らかくない状態だと少しだけ窮屈さは感じたのでこの辺りは使いながら馴染ませる必要がありそうです。

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Photo: 増田 隼也

カードスロットはプラスチックカードが2枚入るジャストサイズに設計されています。こちらは免許証やキャッシュカードなどより重要度が高いカードを入れることを想定しているため、最初はかなりきつい状態で少し取り出しに難がありました。ただこの部分も革が柔らかく馴染めば不安にならないレベルのホールド力になるようです。緩くて落ちやすいという最悪の自体を避けるためにクリエイターの気遣いが感じられるポイントです。


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Photo: 増田 隼也

メインアクセス・カードスロット・お札入れと構造的にはシンプルでどちらかと言えばミニマル寄りのお財布ですが収納力はまずます。ポイントカードが常に財布を圧迫している筆者ですが、普段使いの財布に入っていたカードを10枚とコインを15個、そしてお札を3枚ほど入れてみましたが元のサイズから大きく膨れることもなくコンパクトさは維持していました。



「Stingray」は、現在、クラウドファンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」にてキャンペーンを実施中です。オールハンドメイド仕立てのため、数量限定のオプション付き先行納品コースなど売り切れているものもありますが、単品1個が11,400円(税込・送料別)からオーダー可能です。執筆時点でパイソンは残り6つとなっておりますので気になる方は以下のリンクからチェックしてみてください。

>>「Stingray」のオーダーはこちらから


Photo: 増田 隼也

Source: machi-ya