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ゴージャスな腕時計をつけているけど、Apple Watchにも興味がある…、そんな人のニーズに応えようと思ったのか、ロシアのアクセサリーメーカー｢Caviar｣が、Apple WatchがくっついているiPhoneを発売しました。
iPhoneにApple Watch？ え？ 腕につけないと意味なくない？ ツッコミどころ満載ですが、一体どんなものなのでしょうか…？
iPhone x Apple Watchな｢Swiss Dreams Watchphone｣は、スイス時計がテーマの｢Swiss Dreams｣シリーズのひとつ。同シリーズは、スイス時計のフェイスやストラップがあしらわれたラグジュアリーなiPhoneなんですが、その中で一際悪目立ちしているのが、なぜかゴールドストラップが豪華なApple Watch付きiPhone XS Maxの｢Watchphone｣なんです。
Apple Watchの部分は正常に働くのでしょうか。パッと見た限り、充電する場所がないような気が…。というか、固定されたストラップにしっかり装着されているみたいですが、Apple Watchを外すことができるのでしょうか。
うーむ…、サイトの写真がミスリーディングでストラップが脱着可能だったとしても、ゴールドプレートのApple WatchがゴールドプレートのiPhoneに取り付けられた状態で使用されると思っているのでしょうか（機能面を考えると、腕につけたい人多いのでは？）。
というか、そもそも論として、これ、欲しい人いるのでしょうかね。だって、Apple WatchってiPhoneに来たメッセージなりなんなりを手元に表示するのと、腕につけてフィットネスデータを取ったりするのが目的じゃないですか。肝心の機能がまったく使えないわけですよ。
しかも、しかもです。Apple Watchは腕につけられていない時、セキュリティ面を考慮して自動的にロックする仕様です。つまり、Apple Watchを使いたい時は手動でアンロック！（やだ…、ビックリするくらい役立たず！）
ちなみにお値段は、64Gbで20,860ドル、256Gbで21,160ドル、512Gbで21,530ドル！ どのバージョンも軽く200万越えですよ（編注：ストレージ容量による金額差が誤差にしか見えないのは嬉しい気が…しないか）。これが欲しいって人はどんな富豪でしょう。Apple Watchを使いこなせなさそうだから買わない決断をした私ってなんなんだろうと虚しくなりましたよ。世の中には無駄金払いたがる人がいるんだなぁ。年の瀬に嫌なもの見たなぁ…。来年はせせこましいこと考えずに｢使わないだろうけど気分で買ってやるわよ｣と5万円くらいパッと払える人間になりたいもんです。
