2018年ギズ編集部が買ったもの:イヤホンを買いだめしました

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  • author 西谷茂リチャード
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2018年ギズ編集部が買ったもの:イヤホンを買いだめしました
Image: final

今年もしっかりポチり年。

2018年。節目である2020年を目前にして、今年は「2年使うガジェットだけ購入しよう」というセルフガイドラインを立てていました。

が、夏頃には忘却。思い返せば、すべてはこのイヤホンが始まりだったんだと思います。

イヤホン:final E3000C

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Photo: 西谷茂リチャード
Pixel 3で撮影

春先から調子が悪かった「SONY XBA-4IP」の代わりをもとめ、僕は4つの基準でなにを買おうかと吟味していました。

・遮音性が高いカナル型

・ニュートラルに近い高低音のバランス

・イヤピースが小さくて、耳穴にも耳裏にも掛けられるShureスタイル

・一時停止、再生ボタンとマイク入力があるスマホ向け

ところがイヤホン初心者の僕にはなかなか見つけられず、夏頃にXBAの音がちょい切れを開始。焦った僕は家電量販店の試聴コーナーに毎週末通い初めることに。しかし、3週目に入っても決定打が見つからず…仕方がないのであれやこれやと比較しながら好き度ランキングを作ってその中から消去法で選ぼう、と思っていた4週目のこと。「final E3000C」と出会い、ほかのすべての候補がフッ飛んでいきました。

E3000C_12
Image: final

最高です

上の条件をすべて満たしているだけでなく、「プライスが4桁」&「質素で綺麗なデザイン」という新基準も勝手にクリア。こんなキラープロダクトが存在していたのか…と体が震えました。音の解像度はBA採用のXBAシリーズ最新作には届きませんが、僕の耳と音源には十分だったし、ほかのすべてがドンピシャ。それにプライスがプライスですからね。圧倒的に、勝負ありです。

でも、final E3000Cを選んだのは「コスパ」ではありません。これがたとえ1万円したとしても間違いなく買っています。たぶん一目惚れ。いまでも毎日惚れ直していますから。

いま使っているデバイスにイヤホンジャックがあるのなら、final E3000シリーズはかなりオススメです。販売終了になっても大丈夫なようストックしてもいいくらいだと思います。僕は3個買いました。次に使う1個と、バックアップ用の1個、そして後世に残すための1個です。

自分の中で有線イヤホンはこれに落ち着いたので、やっとワイヤレスイヤホンを探す旅に出られます。ファイナルアンサーをありがとう、final。

スマホ:Pixel 3

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Photo: 西谷茂リチャード
iPhone XS Maxで撮影。見えにくいですが、左右の両端に正面を向いたスピーカーがあります

Google Pixel 3に関していうと、ポチらないという世界線はありえませんでした。だってPixelだもの。2年以上待ちに待ったPixelだもの。それはポチります。動画でこの思いの丈を伝えたいと思ったくらいですし。

Video: ギズモード・ジャパン/YouTube

で、ゲット後の印象はというと、やはり「スマート」ですね。これに関してはもう金本のレビューをご覧ください。編集部でもいち早くAI機能を使いこなしているナードなので、フレーズからして「これは『時間のブレ補正』とも呼べるもので」…なんていうSFっぷり。

一方僕はというと、メディア再生デバイスとしての優秀さに感動しています。美麗な有機ELディスプレイ&現代の動画ストリーミングに最適な2:1(18:9)比率の長めなスクリーン。でもなによりも感動させてくれたのは、正面を向いたステレオスピーカーです。コレだよコレだよ!

スマホ界を見渡すと、ステレオっていいながら片方のスピーカーの音量が小さすぎたり、片方が下/横向きだったり…なんていうデバイスがほとんどです。そんな「ステレオ」たちがまかり通っている世の中で、「わしは絶対に正面を向くというPixelシリーズが大好き。そのためならスマホの上下がベゼルになっても全然OKです。いい音には、それくらいの価値がありますよ。

Googleの中の人、初志貫徹してくれてありがとう! でも、そろそろハードウェアも気にしてほしいかも?

カメラ:iPhone XS Max

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Photo: かみやまたくみ
iPhone Xで撮影

iPhone XS Maxをポチるかポチらないかは、予約イベントが発生する30分前まで迷いました。だってiPhone 5s持ってるし(iOS 12インストールできる)、Pixel 3ポチる予定だったし、お高いし。でも、ポチってよかったです。

というのも、iPhone XS Maxは仕事用のカメラとしてとっても使い勝手がいいんですよね。撮ってすぐツイートするとか、動画を撮って編集するとか、そういったシュート+アクションができるカメラがポケットに納まるというのがありがたいです。イベントなどに行くと特にそうで、毎回「ポチっておいてよかったなぁ」と思います。

とはいえ、これらはAndroidスマホにも可能な芸当…。ではなぜPixel 3を使わないのかというと、「AirDrop」と「安定性」ですね。特にAirDropはMac率が高いギズモードに置いてはもはやインフラ化していて、アクセスできないのは思った以上に不便。SIGGRAPH Asia 2018でスローモーション撮影をしたときに、安定性の高さは改めて感じました。下の動画は一度Pixel 3でも撮影を試みているのですが、暗いなどの理由で使えずiPhone XS Maxと交代して撮影したんです。

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Video: 金本太郎

やっぱり隅から隅までコントロールされたAppleデバイスは「安心して使える」感じがしますね。仕事道具として頼りがいがあるのは今日もiPhone。来年もこのままXS Maxで撮りまくるんだと思います。