おもしろくはないし、得もしないけれど。
ふう。編集部からみんなそれぞれ書いてくださいと言われたので、ふだんあまり記事を書かない僕もよいしょっとちからをいれて今年買ったものをあげますね。
今年もそこそこいろいろ買いはしました。
Apple Watch Series 4 + Apple Watch Hermès レザーストラップ
Apple WatchはSeries 3も持っていたんですが、今年も書いました。Series 4。
ディスプレイが大きくなった新世代なことと、Series 3ではダサかったデジタルクラウンのとこにあるセルラーモデルの赤ポチがSeries 4では赤リングに変わったところがお気に入りです。それから、アルミにはないステンレスの輝きも。
僕が使うにはちょっと派手すぎるかと心配だったエルメスのバンドも今ではまいにちのお供です。意外と派手な色もいいもんです。
MOMENTUM True Wireless
米GizmodoのAdamがレビューで「最高でした」と絶賛、そのほかで聞く発売前の評判も上々だったゼンハイザーの完全ワイヤレスイヤホン「MOMENTUM True Wireless」。
その評判が耳に入るたびに気にはなっていたものの、わりとスルーしていたんですが、発売前日くらいに編集部のデスクでトピックにあがってから急に買うモードにスイッチが入ってしまい、ビック、ヨドバシ、Amazonなどの入荷未定表示に手に入れたい欲がふつふつ。
発売当日、eイヤホンの秋葉原店に在庫があるとわかるやいなや買いに走って手に入れてしまった一品です。1分レビューで登場した個体は僕のです。
上のレビューで言うように耳の大きさに相性がある筐体なのを除けば、だいたいOK、いいものです。広くバランスよく鳴らそうとする傾向で完全ワイヤレスでは十分な音質。ただ、低いところの沈みと男性ボーカルにあたる真ん中の上あたりはEQで狙って落としたかのように足りておらず、男性の歌物は安っぽく聞こえるかもしれません。
でも、音質は保ったうえでソニーの完全ワイヤレス「WF-1000X」に比べて明らかに安定している接続性があるだけで、僕のなかではまいにちのレギュラーにするだけの価値ありです。
念のため書いとくと、ソニーのネックバンド型「WI-1000X」は今でも、完全ワイヤレスには到達できない音、レベルがちがうノイズキャンセル、途切れたことがない接続性で僕の1軍ガジェットです。
FUJIFILM X-E3
富士フイルムのミラーレスカメラ「X-E3」は、いちど買ったものの1週間もせずに手放しました。だから写真がないですが許してください。
X100Fで富士フイルムの色に取り憑かれた僕は、当然ほかのカメラも欲しくなり、ハイエンドのX-Pro 2やX-T2を検討するものの、メインはソニーa7llとレンズ資産があって、ソニーのデジタルばっきばきであんなもん写真じゃないですよなんていうような外野の声もちいさく聞こえるくらいには気に入っていて、Pro 2やT2に手を出すのはちょっと勇み足なんじゃないかと考えつつ、X-Pro 3が出たとき物欲にまかせて買ってしまうとして(お)、それまでのつなぎとしてわりとリーズナブルなX-E3でレンズ資産を育てていこうか。
と、ひと月ほどのたのしい悩みをだいぶ圧縮して数行にまとめましたが、そんなことがあって手元にきましたX-E3。
ですが、撮ってみるとなんかしっくりこない。色がちがう気がする。少なくともこれまでつかってきたX100Fとはちがう。善は急げだ(善?)。ごめん、やっぱりあなたじゃなかった。さようなら。
そんな恋に恋していたことに気づいた中学生みたいな感じで、ずいぶん悩んだわりに僕はあっさりX-E3を手放したのでした。
でもX-E3はすばらしいカメラです。今年のMacBook Airレビューの写真は、編集部の網藤がX-E3で撮りおろしたもの。ね、すごくいいでしょ?
ほかにもiPhone XS、XS Max、XR、GoPro HERO 7 Black、Essential Phone、RODE VideoMic Pro+などなど、ガジェットはいくつか買いましたが、悩んだガジェットにはその分のストーリーがついてくるのがいいですねえ。
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