「大は小を兼ねる」と言いますが、持ち運ぶことを考えれば、大きいことが正義とは限りません。
しかし、「マルチユース」となると話は変わってきます。多彩な用途に対応できるモノなら、求める使い方にピッタリはまってくれますよね。
というわけで、今回ご紹介するのは保温・保冷ボトル『Golchi』。こちらの動画のように4つの形態に変化させることができます。
お借りすることができましたので、その実力をレビューしてみたいと思います。
実際に使ってみた
4つの形態に変更が可能というと、ややこしく感じるかもしれませんが、肝となるのは底を付け替えられるパーツの存在。
このパーツは、小物を入れておける収納ボックスと繋げば単体のボトルとして、もう一つのボトルに接続すれば延長パーツとして機能するのです。
2つの飲み物を楽しめる「2ボトル+収納ボックス」
「2ボトル+収納ボックス」の形態は、上の組み合わせ。
単純に2種類の飲み物を入れるのもいいと思いますが、これが最も活躍する場面は、やはり弁当族の昼食時間でしょう。
冬なら、温かいスープと食後のホットコーヒー。夏なら、食事中の温かいお茶とアイスコーヒーといった具合に使えますし、どちらかを外回りに持っていくという使い方にも対応可能です。
容量が必要なときは「ロングボトル」
「ロングボトル」形態は、一般的な保温・保冷ボトルという印象ですね。
言うまでもありませんが、継ぎ目は見えるものの、中身が漏れることはありません。
この形態のときにも、上の画像で左下に写っている収納ボックスを繋いでおくことができますが、見えている面(2ボトル形態の時、延長パーツ側の内底になる部分)を地面に接するように置く形になりますので、外で使うときは外しておいたほうがいいと感じました。
個人的には、ロングボトル形態の時には、収納ボックスは別で使いたいですね。
収納ボックスもいろいろ使える
収納ボックスをどう使おうかと考えて、本格的にトレーニングしている人には欠かせないプロテインパウダーを入れてみました。その気になれば、ボトルをシェイカーとして使うこともできます。
さすがにこの使い方はレアケースだと思いますが、紅茶のティーバッグや、個包装のチョコレートやナッツといったおやつをいれるとよさそうです。
ピルケースとしても使えるので、食後の薬を飲み忘れることが多い人にとっては、このギミックはありがたいと感じるでしょう。この場合は「2ボトル」にして、片方に薬を飲むための水を入れておくのもいいかも。
各パーツの容量とサイズ感
全てを連結すると全長27.5cmというのは、正直少し大きいかなという印象です。
それでも、全てを一体化して運べるのはメリットです。トートバッグを使うなら、長さは気にならないでしょうし、マイカー通勤者にとってもデメリットとはならないはず。
保温性も問題なし
多くの人が気になると思われる保温性に関しては、特に問題は感じませんでした。
分解できてしまうということは、温度保持力はやや低くなりそうですが、朝出かける前に用意したスープとコーヒーは、お昼の時間になっても温かく、おいしかったです。
ここが改善されると嬉しい
ただ、どうしても書いておきたい注意点が一つあります。
一体化した状態で会社まで持ってきたあと、昼食の時間になってスープボトルとコーヒーボトルに分割しようとしたときに、どこをゆるめればいいか見分けづらいのです。
というのも、前述したように真ん中の収納ボックスは片方のボトルの底を兼ねているため、間違ってそこをゆるめてしまうと、中身がこぼれてしまうのです。
取っ手がついている方のフタを上と考えると、収納ボックスの下をゆるめるのが正解なのですが、ここは次回マイナーチェンジで見分けやすいように改良して欲しいと思います。
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Image: Amazon.co.jp
Photo: 田中宏和
Source: Golchi, Amazon.co.jp, FRONTIER TRADE LLC / YouTube