アベノミクスによる景気回復は交易条件回復効果か?

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Masahiro Kozuka @Masahiro_Kozuka

アベノミクスの効果は(リフレ理論が唱えるところとは全く違って)交易条件の改善という主張は割と経済学者の方から2014年~2015年頃に拝聴した記憶があります。まあしかしそれが結局その場しのぎの経済政策で潜在成長率を高めるには結局至らなかったというのが第一印象にはなりますよね。 twitter.com/kondoujp/statu…

2019-01-04 17:58:29
近藤 和宏 @kondoujp

いや、それで言うと「安倍政権で行った円安誘導や昇給要請などを丸っと忘れてるような?」が同時に発生するんですよ。 twitter.com/Masahiro_Kozuk…

2019-01-04 17:55:33
伝左衛門 @yumiharizuki12

交易条件の改善とはこれですな。原油価格の下落で改善したと分析されてる。アベノミクス効果とは言えないかも。www5.cao.go.jp/keizai3/2017/0… pic.twitter.com/vW5Ehx6leB

2019-01-04 18:07:22
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伝左衛門 @yumiharizuki12

<2015年以降、輸入デフレーターが原油価格の下落などもあり低下したことで交易条件は改善傾向にある。加えて、日本人が海外で稼いだ所得を含む国民概念でみると、近年は、企業の海外での稼ぎが増加するとともに、資源価格が比較的低位で推移していることから交易利得は増加しており>

2019-01-04 18:12:32
伝左衛門 @yumiharizuki12

交易条件は、短期的には円高になると改善する。短期的には名目価格硬直性があるから。しかし、中長期的には価格調整の結果、国際市場における輸出財価格/輸入材価格の推移で決まるので、日本の場合、おおむね資源価格の動向で交易条件が決まる。

2019-01-04 18:16:13
伝左衛門 @yumiharizuki12

@masa_koz 景況感と交易条件の改善は必ずしも一致しておらず、交易条件が改善したから景気が良い、みたいな経済白書の語り方には違和感があります。例えば08年から09年に大幅に交易条件は改善してますが、当時はリーマン不況の真っただ中でした。

2019-01-04 18:23:16
伝左衛門 @yumiharizuki12

08年から09年にかけての急激な交易条件の改善は、日本の輸出品である製造業が価格硬直的なのに対し、輸入品である資源価格は価格伸縮的であるから。結果、資源価格が製造業製品価格より大きく下落したので日本の交易条件が大幅改善した。もちろん景況感は不況でしたよ。

2019-01-04 18:31:08
伝左衛門 @yumiharizuki12

アベノミクスがいちばんよく効いていたとされる13年、14年頃は、いちばん輸入デフレーターが高かった。これが当時の比較的高い物価上昇率を支えていたと思われる。15年になって物価が上がらなくなったら、日銀黒田総裁が「資源価格低迷のせい」とボヤいていたよね。しかし交易条件はむしろ改善。

2019-01-04 18:53:55