ずいぶん長いこと見ていないのに、iPhoneに「Carpool Karaoke」(ドライブしながら有名人がカラオケをするTV番組)の通知がきたらうんざりしますよね。

Appleは、アプリの開発者がユーザーの求めていないコンテンツの通知を送らないよう、大抵の対策はしています。

アプリ開発者が従わなければならない、App Storeのガイドラインに詳しく書かれており、従わない場合はすぐにApp Storeから削除されます。

そうは言っても、Appleはすすんでチェックをしているわけではありません。最近、さまざまなiOSユーザーに「Carpool Karaoke」通知が届いたのです。

The Verge」が報告しているように、中にはTVアプリから通知を受け取る設定に同意していないユーザーもいました。一度そのTV番組を見ると、それでAppleが必要な“同意”をしたことになるようです。

Appleが、自社商品にユーザーを勧誘するために、自社のプラットフォームを使ったのは初めてではありませんし、間違いなくこれが最後でもないはずです。

TV番組のスパムは、iPhoneのアップグレードプログラムに関するリマインド通知を送られてきた時よりも、少し嫌な気分になります。しかし、macOSの古いバージョンをまだ使い続けている人は、Appleの定期的なリマインダーも、できれば何とかして大人しくさせたいでしょう。

Appleに、iOSのマーケティング的なお知らせを送って欲しくない場合は、問題を解消することができます。「設定 > 通知」をタップし、以下を含む、Appleのさまざまなコンテンツに関するアプリの設定を調整しましょう。

  • App Store
  • Apple Store
  • ブック
  • iTunes U
  • ビデオ
  • ミュージック
  • TV

アプリをタップすると、標準的な通知のカスタマイズ画面に行きます。そこで完全に通知をオフにしたり、どのようにデバイスに通知を表示するかを制限することができます。

Appleからのマーケティング的な通知を見てもいいけれど、うるさい通知音は鳴って欲しくない(もしくはロック画面に表示して欲しくない)人や、Apple Storeに最新の商品が登場したらリマインドして欲しい場合は、これは便利です。

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アプリの通知をオフにしたくない場合は、オフにする必要はありませんが、通知に煩わされたくない時は、この機能で確実に制限することができます。
Screenshot:David Murphy via iOS

アプリをまったく使っていないのであれば、Appleだけに限らず、iPhoneやiPadのどのアプリにも当てはまりますが、通知を無効にしましょう。また通知をしたくなったり、頻繁にアプリを使うようになった時は、後でいつでも通知を戻すことはできます。

Appleは、最近iOSのビルトインのアプリのほとんどを、ユーザーが削除できるようにもしています。これはもっと極端な方法ではありますが、例えばTVは絶対に使わないとわかっている場合は、削除するのもひとつの手です。

また、「設定 > プライバシー」に行き、Apple(とアプリ開発者)にはできるだけ情報を共有しないようにしましょう。

おそらく、Appleがマーケティングでユーザーを悩ませないようにすることはできないとおもいますが、少なくとも自分の習慣や興味を、Appleや他の会社に簡単には教えるようなことはしていないとわかっていれば、少しは気分が良いです。

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Screenshot:David Murphy via iOS

Image: Tyler Lastovich/Unsplash

Source: Apple Developer, The Verge, Joshua Topolsky(1,2)/Twitter, Apple Support, Jamf Nation

David Murphy - Lifehacker US[原文