新年明けましてグラボ交換チャンス到来です。
NVIDIA(エヌビディア)が昨年発表したGeForce RTX 2080Ti/2080/2070は、光の反射や屈折など、光の動きをリアルタイムに計算して描写する「レイトレーシング」スキルに長けたGPUです。現世代でもっとも優れた…というか「これCG? ちょ、待てよ」と言うしかない圧倒的なリアルさに、PCゲームのえげつない進化っぷりを感じ取れるグラフィックボードです。
特に水面に写り込んだ周囲の背景にガツンときた。クルマのクリア塗料の厚みすら見て取れる鏡面表現を可能とした明瞭さにドカンときた。チリの1粒1粒も見てとれるような解像感は、空気が澄んでいる状態なのに煙が蔓延しているといった、現実にはほぼありえないシチュエーションすら映像化できるようになったんですもん。そらWindows自作PC派として欲しいですよ。1枚。
でもお高いのです。一番安いRTX 2070でも500ドルで、据え置きゲーム機よりも高いのです。699ドルのRTX 2080や、999ドルのRTX 2080Tiなんてもってのほか。
最新GeForceがいつか安くなる日を夢見ていた皆様。おまたせしました。NVIDIAがカジュアルラインの「GeForce RTX 2060」を発表しましたよ! お値段は349ドル(約3万8000円)で、これなら導入できるって方も多いのではないでしょうか。
RTX 2060のCUDAコア数は1,920基で、レイトレ性能は5GRays/s(1秒に処理できるレイの数)、メモリはGDDR6 SDRAMの6GB(RTX 2070は、2,304基、6GRays/s、8GB)。2018年11月に発売された『Battlefield V』も、1440p 60fpsでなめらかーに動かせるとのこと。NVIDAいわく、現在でも500ドル以上の相場となっているNvidia 1070 Tiよりも遥かに高速ですって。Photoshop使いのコラ職人の皆々様もぜひ、といえる存在です。
1月15日には出荷されるこの「GeForce RTX 2060」。日本での発売日はまだ不明ですが、お年玉は使いすぎないように注意しておきましょうね。
Source: Gizmodo US