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TechnicsのDJターンテーブル再び。「SL-1200MK7」夏に発売
2019年1月8日 05:35
パナソニックは、米国ラスベガスで1月8日～11日(現地時間)に開催される「CES 2019」において、テクニクス(Technics)ブランドのDJ用アナログターンテーブル新機種「SL-1200MK7」を発表した。グローバルでの発売は2019年夏を予定。地域別の発売時期は明らかにしていない。
Technicsが1972年より販売開始したアナログレコードのターンテーブル「SL-1200シリーズ」は、6世代目の「SL-1200MK6」が生産完了となった2010年まで、全世界で累計350万台以上出荷。今も世界中のクラブのスタンダードとして使われている。
新モデルの「SL-1200MK7」もダイレクトドライブ方式のターンテーブルで、伝統のアナログ音響技術と最新のデジタル技術を融合させて開発。CESにおいてDJパフォーマンスとともに披露する。
SL-1200MK7用に、新たなコアレスダイレクトドライブモーターが開発され、コギング、回転ムラを解消。ステーターから鉄心を取り外すことで実現したという。ローターマグネットの磁力、コアレスステーターとローターマグネットのギャップを最適化する事で、SL-1200MK5と同等の高いトルク性能を実現している。
新開発のプラッターは、スピードセレクタボタンと“Start/Stop”ボタンを同時に押すと、逆回転が可能。DJプレイスタイルの可能性の幅を広げている。
Blu-ray製品の開発を通じて培った最新のモーター制御技術も投入。スクラッチなどの幅広いDJプレイスタイルに正確に対応する。始動トルクとブレーキ速度は、好みに合わせて個別に調整可能。
スタイラスイルミネーターは新しいプッシュ型構造を採用。長寿命の明るい白色LEDを採用。照明領域と照度は、暗い環境でも、以前のモデルと比較してスタイラス先端の視認性が向上するように改良された。
スタティックバランスのとれたユニバーサルS字型トーンアームを採用。軽量で高剛性なアルミニウム製となる。ベアリング部分は、機械加工されたハウジングと高精度のベアリングで構成。スクラッチなどの過酷なプレーでも、最小限のスタイラスジャンプで優れたトラッキング性能を保証するという。
アルミダイキャストプラッターには、不要な共振を排除するため、裏面全体にゴムを配置した2層構造。振動がレコードに伝わるのを防ぐために、高い剛性と振動減衰特性を備えている。
ハイエンドモデル開発で培った音質向上技術をシャーシに投入。アルミダイキャストシャーシで、ガラス繊維と混合したABSも活用。高剛性材料と金属製シャーシの組み合わせにより、剛性と振動減衰性能を向上させている。
CESでは、パナソニックブースのImmersive Experienceシアター内のデモで使用。円形のシアター内でSL-1200MK7を使ったDJアクトが行なわれ、高輝度プロジェクターによる映像とコラボレーションしたライブパフォーマンスとなる。
また、パナソニックは、ラスベガスでSL-1200シリーズにフォーカスしたクラブイベント「Technics7th」を開催。ホテル・ベラージオ内にあるCLUB HYDEで日本時間2019年1月8日13時よりスタートし、その模様は世界同時にライブ配信、日本からも無料で視聴できる。
