え、コントローラーいらないの?
台湾のVRメーカーHTC VIVEが、新たなVRヘッドマウントディスプレイを2種類と、新サービスを1つ発表しました。ただいま開催中の家電見本市、CESにて。
なかでも、アイトラッキング機能が搭載されたHMDの「VIVE Pro Eye」は、注視するだけでメニューが選択できるとあって注目のアイテムです。
VIVE Pro Eye
「VIVE Pro Eye」は、去年のCESでデビューしたプロフェッショナル向け「VIVE Pro」にアイトラッキングを標準搭載させたもので、注視するだけでメニューが選べたり、コントローラーを必要としない操作ができるようになります。
しかし、アイトラッキングの恩恵は、むしろクリエイターにあるかも? というのも、日本市場ではドワンゴのVRライブサービスの「VisrtualCast(Enterprise版)」がすでにVIVE Pro Eyeに対応します。たとえば、装着者の視線や瞬きがアバターの視線や瞬きとリンクするのです。
手足の動きだけではなく、目の動きもよって自然なアバター表現が可能になります。この機能は、今後、一般配布版(Consumer版)のVirtualCast にも適応を予定しています。
「VIVE Pro Eye」は今年4~6月の発売予定です。
Viveport Infinity
Viveport Infinityは、VR向け世界初の無制限サブスクリプションサービス。月5本〜のゲームを選択してプレイできる既存のViveport Subscriptionのアップデート版になります。なんとInfinityでは、500以上のタイトルを無制限にプレイできるのです(現実に戻ってこれなくなっちゃう…!)。
月額はまだアナウンスされていませんが、4月5日のVIVE Dayからスタート。
VIVE Cosmos
VIVE Cosmosは、VIVE最新のケーブルレスVRヘッドセット。すでにある「VIVE Focus」はスマートフォンやPCが要らないスタンドアロンでしたが、VIVE Cosmosはケーブルレス。PCなどの機器とワイヤレス接続して使います。
そしてCosmoは、VIVEプラットフォームの新しいUI「VIVE Reality System」が起動する初の製品となる予定です。開発者キットは今年の早い時期提供予定だそうですよ。
私は数える程度しかVRを使ったことがなく、なんとなく「コントローラーの操作性が悪く」「セットアップが面倒くさそう」というイメージを持っていました。このふたつをクリアしたVIVEの新HMDはけっこう気になります。アイトラッキングがどれくらい快適なのか試してみたいです。眼球の運動になって、プレイしていたらいつの間にか視力改善なんて相乗効果があったりして。
Source: PR TIMES