年始にやっておくとよい細々したことのひとつに、お金に関する書類の整理があります。
必ずしも色分けしたフォルダや五十音順に並べるシステムがいるわけではありません。様々な金融関係の必要なすべての重要情報を、すぐに使える状態にすることが重要なのです。
1. 金融口座の情報をすべて書き出す
この段階に一番時間がかかる可能性もあります。
『Mint』で書いているように、自分の金融関係の口座や登録しているもののログイン情報や残高から受取人まで、すべて書き出しましょう。
紙とペンで手書きをしてもいいですし、Google Docsのスプレッドシートや、他のアプリを使ってもオッケー。個人的には、メモ系のアプリ内のパスワードで保護できるフォルダに、そのメモを保存しています。
大事なのは、簡単にアクセスできること。ただし、安全な状態でなければならないということも忘れないでください。Google Docsのようなクラウドサービスを使う場合は、確実に安全なパスワードを使いましょう。
(パスワード管理アプリは使っていますか?)
書き出す金融関係の口座や情報の例を上げてみましょう。
- 銀行口座
- クレジットカード
- 確定拠出年金や年金
- 学生ローン
- 自動車ローン
- 住宅ローン
- 医療保険
- 自動車保険
- 住宅家財保険
- 生命保険
- 税金
Mintでは「借金に関するものの場合、利率や毎月の支払額、残りの支払額、融資(貸付)元、融資条件、その他の詳細な関連情報を書き出しましょう」とすすめています。
受取人の欄に何も書いていない場合は追加します。例えば、親の面倒を見ている人は、必要な情報がすべて揃っているかを確認するための質問がこちらにあります(英文)。
2. 信用偏差値(クレジットスコア)の確認
4カ月毎の無料の信用偏差値(クレジットスコア)をチェックしているのが理想です。日本でもローンスコアやクレジットスコアをオンラインで調べられる「myscore(マイスコア)」などがあります。
上記以外に忘れている金融関係の口座などがないかを確認しましょう。
(そして、いつものように忘れていたものはチェックします)
3. 金融関係のメールはフラッグを付ける
金融関係のメールは受信トレイでわかるように、銀行や年金関連などのキーワードを設定しましょう。そして、特定の色のフラッグを付けるか、関連する情報はすべてまとめてひとつのところに置いておきます。
4. 金融関係の書類を整理する
ここまでオンラインの情報を管理しましたが、これからはアナログな作業です。時期がきたらやろうと思っていた金融関係の書類が溜まっている人は、10分でそれを整理しましょう。
最初に、毎月の紙の請求書が本当に必要かどうか考えてください。
『Bankrate』には、下記のように書かれています。
「それが何の書類かを見極めるために書類を読むのに時間がかかります。そして、“この書類を捨てて起こる最悪の事態は何だろう?後でまたもらえるのでは?後で必要になるものなのか?”と自問自答します」
おそらく、必要ないものです。
(銀行の残高や自動車ローンのポリシーのようなものは)最新の分だけを取っておいて、それより古い分はシュレッダーで処分しましょう。
ひとつの例外は、確定申告の書類です。確定申告の書類は、申告の種類によりますが、5〜7年保存しておかなければなりません。その他、保存しておくべき紙の書類についてのアドバイスはこちら。
それから、金融関係の書類を目に見えない場所から、もっと目につく場所に移動させることを検討するよう、Bankrateではすすめています。
例えば、パソコンの近くの便利な場所に書類があれば、よいと思うなら、もっと整理整頓できるはず。また、確定申告の書類は確定申告の書類、住宅ローンの情報は住宅ローンの情報など、同じ種類のものは一緒に保存するとよいでしょう。
書類の整理の仕方については、こちらの記事(英文)を参考にしてみてください。
最後に、書類に関する作業タスクを、カレンダーにリマインドを設定します。これで作業は、ほぼ完了したも同然です。定期的に整理していれば、のちのち面倒なことにはなりません。
あわせて読みたい
Alicia Adamczyk - Lifehacker US[原文]
Image: Samuel Zeller on Unsplash