デジタル製品に依存する生活を送っている私たちにとって「災害時の停電」は死活問題です。2018年の9月に起こった北海道での地震では、キャッシュレスだったので「停電でスマホの充電が切れたら何も買えなくなってしまった」という笑えない話も聞きました。
とはいえ、いまさらキャッシュ派に戻るのもそれはそれで大変です。それなら、非常時に頼れるモバイルバッテリーを用意しておく、というのが1つの対策になるのではないでしょうか? 今回、machi-yaクラウドファンディングでキャンペーン中の、停電時に頼れるバッテリー「RIVER Bank」をお借りすることができたのでその実力を試してみたいと思います。
60WのUSB PD対応でPCも充電可能
「RIVER Bank」の特徴の1つにUSB PD(Power Delivery)という最新のUSB充電規格に対応している点です。スマートフォン用などで主に利用されるUSBケーブルでは5W(5V/1A)という小さな電力しか供給することができませんでしたが、USB PD対応製品と対応のUSB-Cケーブルを利用した場合、最大100Wの給電が可能になります。「RIVER Bank」のUSB PD対応ポートは最大60Wに対応しており、ご覧の通りMacbook proも充電することができます。ちなみに充電容量はメインモジュールのみで94Whという容量があるため、MacbookをはじめノートPCであれば1~2回は満充電することが可能です。
USB-CタイプではないノートPCもオプションの変換コネクタが対応していれば充電が可能です。今回撮影に使ったWindowsノートPCは残念ながらオプションの変換コネクタに未対応でしたが、追加で汎用変換コネクタを装着したところ問題なく充電ができました。
Qi対応でスマホは無線充電
本体の天板はQi対応の無線充電パッドになっておりPC充電との同時利用も可能。カフェなどでのPC作業中は置いておくだけで充電できるため急な電話などにもいちいちケーブルを外したりというストレスはありません。さすがにこのサイズのバッテリーをスマホと一緒に手に持っての移動は難しいですが、移動時はバッグからケーブルで充電、デスクなどでは無線充電と使い分けができるので便利な点であると感じました。
地味に嬉しいハブ機能
Macbookを始め、最近のノートPCはスリム化によってUSBポートが少なく外付けハブを利用されている方も多いと思いますが、この「RIVER Bank」はハブ機能も有しています。4つのポートの内、真ん中の2つは従来のUSB-A端子のため、USBメモリや外付けHDDを接続すれば直接PC本体に接続した時と同様にファイルの操作が可能です。特に外付けHDDは駆動に一定の電力が必要で、電力供給の上限が小さい端子ではそもそも利用ができない場合もありますが 「RIVER Bank」 では駆動に必要な電力も供給できるため映像など大きなファイルを持ち歩く際にも便利です。
合体でパワーアップ!車だって始動可能
「RIVER Bank」には追加で「カーブースターモジュール」も用意されており、マグネット式端子で簡単に合体できます。合体時には最大138Wh(37,600mAh)の容量と追加のUSB PD対応USB Cポート、そして自動車のバッテリー上がりを回復できるカージャンプスターター機能が追加されます。昨今は自動車も性能向上しているため、そもそもバッテリー上がりという現象に遭遇することも滅多にありませんが防災などの観点では心強い機能です。
バッテリー容量が多いため、サイズは一般的なモバイルバッテリーと比べて大きめですが「充電が半年維持される防災グッズ」としてはかなり頼れる存在になるのではないでしょうか。アウトドアといった、電源確保に悩む状況でも役立ちそうです。
この「RIVER Bank」は、現在クラウドファンディングサイト「machi-ya(マチヤ)」にて、メインモジュール単品が10%OFFの33,900円(税込み、送料別)からオーダー可能となっています。その他オプションとセットになったお得なプランもありますので、商品の詳細は下のリンクからチェックしてみてください。
Photo: 増田 隼也
Source: machi-ya