屋外アクティビティで仲間とはぐれた時のためのお助けアイテム 。
大人数で出掛けて一度バラバラになると、いざ集合しようとしてもなかなかうまくいかないもの。「バーに向かって!」「どっちのバー?」などと要領を得ないやり取りをしては、再会するのに一苦労です。
現在開催中のCESでお披露目された「LynQ」は、そんな状況で友人たちとの再会を容易にしてくれるデバイス。まるでコンパスのように機能しますが、特定の人の方向を指し示すのに方角ではなくGPSを利用します。
使い方はいたって簡単で、あらかじめ端末同士を同期しておけば、それを持つ人たちが離れ離れになっても、まるでコンパスのように同期済みの端末の方角を示してくれるというもの。最大12個まで同期が可能です。
またデザインもシンプルで、丸い画面とボタンが1つ、そして身に着けられるようカラビナクリップがついています。手が汚れていたり、分厚い手袋を着けていたりしても使えます。
バッテリーの持ちは3日間、筐体は防水仕様とアウトドアで使えるように設計されており、ロケーションを探知跡するのにモバイル通信やデータプランは不要で、GPS信号が検出される場所なら地球上のどこでも使えます。
LynQのシンプルな液晶ディスプレイは直射日光の下でも見づらくならず、画面の縁に沿って動く点が同期された友人の位置を示します。点は彼らとの距離が近づくと、伸びるようになっています。5kmの範囲までトラッキングできるのでスキーやハイキング、音フェス、あるいはラスベガス大通りをうろついていても、簡単に合流できそう。各トラッカーにホームロケーションを設定できるので、単独で大自然に出かけるなら、野営地を探す用に使うのもありです。
LynQはGPSに依存しているため、残念ながら役に立つのは屋外にいる場合のみとなります。クリエイターたちがいずれは対処したいと思っている点ですが、そんな限界を差し引いても、このデバイスはアウトドア向け製品群の中で間違いなくポテンシャルがあります。2019年の第2四半期中に、2個入りセットが209ドル(約2万2700円)で発売される予定です。
Source: LynQ