飲み会で会計のときになると1人当たりの会計がいくらかを計算する場面に、大人なら何回か直面したことがあると思います。
そういった時に筆者はだいたい計算を任されるのですが、5人や4人などキリがいいときにはその場で暗算することはあっても、7人や11人など計算がしにくい人数になるとサッとスマートフォンを出して電卓を使用します。
ある程度複雑な計算で正確性を重視する場面では、スマホをうまく活用すべきでしょう。
ですが今回は、わざわざスマホを出して調べたりしなくても比較的簡単な計算だけで求めることができる、日常でたまに役に立つお話を2つご紹介しましょう。
1つ目は「西暦から元号への計算の仕方」、もう「1つは曜日の求め方」です。
【雑学3】元号を簡単に計算する方法
日本特有のシステムですが、「西暦」と「和暦」という2つの紀年法が日常的に使われます。書類はもちろん、日常会話でも2つとも使われているのは、我々日本に長らく住む人からしたら違和感がないことですが、西暦のみを使う国からしたら不思議に思うことでしょう。
そして残念なことに日常的に使っている我々も、決して西暦と和暦をうまく使えているかというとそうでもありません。西暦から和暦、もしくは和暦から西暦に戻すときに、時間をかけて計算したり検索して確かめたりしているのが現状でしょう。
そして、2019年の5月、元号が平成から新しい元号、令和に変わります。昭和と平成、そして令和が混在し、今まで以上にさらに計算が複雑になることは間違いありません。
元号が変わることでシステムなどのトラブルなどの話も話題になっていますが、私たちの日常においても困る場面は何度も起きるでしょう。
そこで、元号を簡単に計算する方法を今回は紹介します。この計算を覚えることで、わざわざ調べなくても一発で変換できるようになります。
まずはじめに、西暦と和暦の関係を整理しておきましょう。
昭和元年 |
西暦1926年12月25日~12月31日 |
昭和2年 |
西暦1927年 |
昭和 |
西暦1926年12月25日~1989年1月7日 |
平成元年 |
西暦1989年1月8日~12月31日 |
平成2年 |
西暦1990年 |
平成 |
西暦1989年1月8日~2019年4月30日 |
令和元年 |
西暦2019年5月1日~2019年12月31日 |
令和2年 |
西暦2020年 |
以上のようになります。この関係を利用することで、西暦から和暦、もしくはその逆への変換をスムーズに行うことができます。
まずは、西暦から和暦への変換方法を見てみましょう。
〈西暦から和暦に変換〉
西暦の下2桁に注目して計算します。
1925年~1999年の範囲
①89よりも大きいとき
→88を引けば平成になる。 例)1990→90-88=2:平成2年
②88よりも小さいとき
→25を引けば昭和になる。 例)1960→60-25=35:昭和35年
2000年~2099年の範囲
③18よりも小さいとき
→12を足せば平成になる。 例)2002→02+12=14:平成14年
④18よりも大きいとき、
→18を引けば令和になる。 例)2020→20-18=2:令和2年
続いて、和暦から西暦への変換方法です。上記のほぼ逆を考えれば導けます。