お尻がプルプル。振動しまくるRazerのゲームガジェットをハンズオン #CES2019

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お尻がプルプル。振動しまくるRazerのゲームガジェットをハンズオン #CES2019
Image: Matthew Reyes (Gizmodo)

マッサージチェアーに座ってゲームしてるようなもん?

かつては3枚の4Kディスプレイを連結させてみたり、いろいろとブっ飛んだガジェットで楽しませてくれたRazer。最近は少し軌道を現実路線に修正しつつあるようです。今、彼らが市場に提示しているコンセプトは、ハプティクス(振動や動きでユーザに感触をフィードバックすること)。たとえばゲームプレイ中の大きな騒音などに合わせて、振動するヘッドフォン「Nari Ultimate 」があります。これは昨年末におよそ2万円で発売されました。

そして新たに、「Razer Hypersense」コンセプトというシリーズでは、椅子マウス、さらにキーボード手前に置くアームレストさえもブルブルと振動するのです。

どこから撃たれているかもわかる没入感

そんな椅子に座り、ゲーム『オーバーウォッチ』で背中にジェットを背負ったファラというキャラクターをプレイする機会を得ました。

椅子はゲームから流れる音声に反応し、ジェットと共に振動。そして腕のロケット・ランチャーを発射すると、マウスが振動。さらにファラが歩くと、アームレストが左手をやさしく振動させてくれました。

もちろん頭には「Nari Ultimate 」も装着していて、音と振動を体験できます。大きなゲームセンターにはシートごと揺れるアーケードゲームがありますよね。あんな感じ。ゲームの世界へどっぷり没入することができたんです。

このフル装備があれば、VRシミュレーターのような体験はできなくても、普通のフライト/ドライビング・シミュレーターよりは上の体験になるでしょう。

このコンセプトはLOFELTSUBPACなど、さまざまな触覚フィードバック技術を使用しているため、ニンテンドースイッチのような微細な振動や、プレステやXboxコントローラーのような大きい振動も体験できます。加えてRazerは、将来的にはもっと細かく振動を調整することができると考えています。シューティングゲームをしながら撃たれていることを感じるだけでなく、撃たれている方向もわかるようになるのです。

しかし今のところ、これらはヘッドフォン以外まだコンセプトの段階。どれもが現実的なので、早く発売されるといいですよねぇ。

Source: Razer, LOFELT, SUBPAC