デザインにもこだわりました!
Dell(デル)のラップトップは、そこそこオシャレで携帯性にも優れ、MacBookの対抗馬としても度々登場してくるモデルです。今回、その代表格でもある「XPS 13」が、新たに改良を施してリリースされていたので、CES 2019にてハンズオンしてみた感想をお届けいたしましょう。
これまでXPS 13が抱えていた課題は、ウェブカメラをディスプレイ下部にしか配置できなかったことにありました。でも、今回リリースされた最新モデルでは、トップの狭〜いベゼルに、実にコンパクトなスタイルで埋め込まれていますよ。
その秘密は、新たに採用された、2.25mmのサイズに収まるマイクロHDウェブカメラにあります。従来モデルに使用されていた7mmサイズのカメラモジュールと比較すると、そのサイズ差は歴然ですよね。
すでに昨年秋より、Dellは、そのほかのミドルレンジのラップトップにて、この超小型カメラモジュールを採用していたので、いずれXPS 13にもやってくるであろうことは察していました。しかしながら、こうして実際に目にすると、少し遠く離れたところから眺めれば、どこにカメラが埋め込まれているのかがわからなくなるほど、みごとにベゼルに溶け込んでいますよ~。
さらに、今度のXPS 13は、より開けやすくなった改良ヒンジの構造を採用しており、開いたときの安定性も増しているようです。スリムになったディスプレイのおかげで、ディスプレイ占有率は80.7%まで向上しました。新たな反射防止コーティングによって、タッチスクリーンでも反射が気にならず、さらに見やすくなったんだとか。
そして搭載プロセッサは、いずれもIntel製の第8世代のCore-i3-8145、Core i5-8265U、Core i7-8565Uプロセッサから選択できるようになっています。そして一番の魅力は、よりパワフルな性能を備えつつバッテリ寿命が前モデルより若干ながら向上していると説明があったこと。 昨年モデルのXPS 13の独自レビューにおいては、1080Pのディスプレイを搭載したモデルで、連続13時間24分のバッテリ駆動が検証されていました。これよりも長持ちするならば、もう最高のラップトップでしょうかね!
なお、これまでXPS 13には、ローズゴールドとシルバーの天板カラーのモデルしか用意されていなかったものの、新たに今年のモデルからは、オールホワイトカラーの美しいデザインも選択可能となるそうです。価格は900ドル〜(約9万7000円)にて来月発売とアナウンスされており、いまのところ大きな弱点が見当たらない、なかなか完成度の高そうなモデルとなっていましたよ…。