使ってないけどすでに期待できそう。
Jabra(ジャブラ)が新しくヘッドホン市場に進出。ラスベガスで開催中のCESでJabraがノイキャンヘッドホン「Elite 85h」を発表しました。言ってみれば、このJabra Moveがちょっと太ったような感じ...。アクティブノイズキャンセリングは、なんともよさそうです。なんでもAIを使って音を解析し、サウンドをシャットアウトするのだとか。
audEERINGとのコラボ、AIでノイキャンを最適化
新しいJabra Elite 85hには、 直径40mmのドライバーユニットにくわえ、マイクが6つも内蔵されています(アクティブノイズコントロール用に4つ、ANCと通話用にハイブリッドが2つ)。さらにハンズフリー用の音声アシスタントコントロールが付属しています。Jabraによればバッテリー持続時間は32時間とのこと。これは競合の誰もかなわないレベルです。
しかし充電時間もさることながら、なによりAIによるノイズキャンセリング最適化がこの製品の仕様の目玉だと思います。ドイツのAI企業であるaudEERINGが音の解析に貢献。Elite 85hは6,000種類もの音を聞き分けることができ、ノイズだけをシャットアウトしてノイキャンを最適化します。Jabraによれば、電車が轟音を立てて近づいているときも、騒音だけを除外してくれるそうです。
実証済みのオーディオ技術にAIを採用
残念ながら今回はJabra Elite 85hをテストするチャンスがなかったので、このAIとやらがどこまで機能するのか判断するのは今の時点では難しいですが、CESのショールームではプロトタイプを披露するとしています。デンマークを本社とするJabraは、ハイエンドのヘッドホンで高い評価を得ており、マイクやオーディオのエンジニアリングには長けています。またElite 65のノイキャンがどんなにすぐれているかは、すでに実証済みです。
これらを総合すると、このヘッドホンがよくないわけがない。Jabra Elite 85hは300ドル(約3万2500円)です。カラバリはブラック、チタンブラック(グレーっぽい)、ゴールドベージュ、ネイビーの4色。予約注文は3月から。ブラックは4月からは北米家電量販の最大手Best Buyの店頭に並ぶ予定です。