ふーってしたのもいい思い出。
懐かしい日々を現代に蘇らせたいという願いが強まっているのか、復活系プロダクトが多い気がする今日この頃。My Arcadeのモバイルファミコン「Retro Champ」もその1つ。開催中のCESで、米GizmodoのAndrew Liszewski記者が触ってきました。
これ以上、モバイルゲーム機いる? 外出時にどんだけカバンにゲームいれるの? 頭の中では、いらん!いらん!という声がするけど、ゲーマーな僕はNOとはいえず。レトロゲームを持って歩けるなんてサイコーです。今年のCESで発表されたMy ArcadeのRetro Champは、たった80ドル(約8,600円)で、ポータブルゲーム機の壁を超えてきました。
100ドル以下という価格は、ファミコンとNESのカードリッジしか使えないという制限をつけることで実現。端末自体には、ストレージもメモリーカードのスロットもなし。潔よし。僕が持っているポータブルゲーム機の中では、たぶん圧倒的に1番大きいと思うのですが、手にしてみるとその軽さと握り心地の良さに好感。
Nintendo Switchよりも大きな7インチのLCDディスプレイは、タッチディスプレイでもなければ、画質がいいわけでもないけれど、懐かしい日々の8ビットゲームをプレイするには十分。これでいい、いや、これがいいという気持ちにさせられます。
プレイには影響ないものの、4方向のゲームボタンを十字キーではなく独立ボタンにしたのは、謎。ただ、My Arcadeいわく、CESで展示しているRretro Champのデザインは最終フィックスではないということなので、ここらへんは今後変化があるかもしれません。
最初の発表では、Retro Champの充電式バッテリーは35時間保ちという話でしたが、フタをあけてみると3時間か5時間程度。まぁ、レトロゲームなのでそんだけあれば十分なのかもしれませんけれど。
Retro Champのユニークな点は、背面左に搭載されているお掃除キット! 綿棒とクリーニング液が収納されています。かつてふーふーしていたカートリッジは、今はますます埃まみれなんでしょ?というMy Arcadeの思いやりですね、これは。
Retro Champは80ドル(発売は6月予定)。当時のカートリッジをそのまま使えるハードなら、もっと安いのもあると思いますが、触ってみた満足感は高かったです。レトロゲーム好きは欲しいものリストに加えてみては?
Source: My Arcade