2014年06月23日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

効果的なコミュニケーションは、人生でもっとも重要なスキルのひとつ。それなのに私たちは、その向上に努力を払おうとしません。社交の場での会話を改善したい人や、職場に広く自分のアイデアを伝えたい人のために、基本的なコミュ力向上術をお伝えします。

10. ボディランゲージに注意

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Image: Jaysin Trevino/Flickr

口では議論を受け付けると言っておきながら、腕を組んでいたら相手はどう感じるでしょう。話を聞いていると言いながら、ケータイをいじっていたらどうでしょう。

言葉や文字にならない態度が、自分の思うよりも多くを語っていることがよくあります。会話中のアイコンタクトであれビデオインタビュー中の姿勢であれ、発言するとき以外でもコミュニケーションが続いていることを忘れないでください。あなたの身体を利用してコミュニケーションをよくする不思議な方法があります。

つま先に意識を集中させるプレゼン前にパワーポーズで自信を高める相手のボディランゲージを理解する術を身に付けるなどの方法です。

9. 不要なつなぎ言葉を使わない

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Image: Lifehacker US

スピーチや日常会話において、「えーと」「あのー」などの言葉は、あまり意味がありません。説得力を高めるには、そのようなつなぎ言葉を排除して、自信を見せることが大切です。

そのための方法として、「えーと」などの言葉を言うたびに記録しておくという方法はいかがでしょう。話す時にはポケットから手を出す方法や、もっとシンプルに、話す前にリラックスしてひと呼吸置く方法もあります。それによって生じる沈黙は、あなたが思うほど気まずいものではありませんよ。

8. 世間話用のセリフを用意しておく

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Image: David Goehring/Flickr

世間話が得意な人は多くありません。あまり知らない人との気まずい沈黙は避けられないものですが、あらかじめ計画を練っておくことで、ある程度の対策は可能です。

FORDの法則(Family:家族、Occpation:仕事、Recreation:娯楽、Dream:夢)を使えば、話題を見つけることができます。さらに、情報の共有によってお互いの共通項が見つかれば、退屈な世間話を楽しい会話に変えることだって可能です。つまり、長い目で見れば、すべての世間話はあなたの幸せにつながるかもしれないのです。

7. ストーリーを語る

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Image: Magenta Rose/Flickr

ストーリーには力があります。ストーリーは脳を活性化させたりプレゼンテーションを盛り上げたりあなたの説得力を高めたり就職面接の合格に一役買ってくれたりします。Pixarのルールを参考に、素晴らしいストーリーテラーになるための秘訣を身に付けてください。

また、あなたの語り口に「けれども」という言葉を増やすというシンプルな方法もあります。誰にでも、素晴らしいストーリーが1つはあるものです。

6. 相手に質問をし、復唱する

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Image: Sharon Mollerus/Flickr

誰かの話を聴きながら眠りに落ちてしまったり、聞き間違いをしたことがあるでしょう。そんな事態を避けるためにも、相手に質問をして、相手の言葉の最後の何語かを復唱することで、相手の話に興味を持っていることを示すことができます。

また、会話中に油断をしない、誤解を生じやすいポイントを明確にできるなどの効果もあります(例:「つまり、これから土曜日のチケットを買いに行くんだね?」)。

このテクニックは、世間話や気まずい沈黙を埋めるのにも役立ちます。天気のようなありふれた話題で会話を台無しにするよりも、相手に質問を投げかけて(例:「夏休みの予定は?」「最近読んだ本は?」など)、答えに集中することを心がけましょう。

相手に興味を持ってもらうことよりも、相手に興味を持つことが大切です。

5. 雑念を振り払う

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Image: Lifehacker US

誰かと話しているときや、一緒の時間を過ごしているはずのときにケータイをいじるのは、極めて失礼です。雑念を完全に取り払うことやテクノロジーの完全撤廃はできなくても、手を止めて顔を上げるだけでも、双方のコミュニケーションがかなり円滑になるのではないでしょうか。

4. 聴衆に合わせてメッセージを変える

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Image: Lifehacker US

コミュニケーションが上手な人は、相手に合わせて話し方を変えています。あなたもきっと、同僚や上司とのコミュニケーションでは、恋人子どもお年寄りとの話し方とは違うスタイルを取っているでしょう。メッセージを伝えるときには、相手の気持ちを常に思いやるように心がけてください。

3. 手短に、でも具体的に

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Image: Lifehacker US

BRIEFという接頭語があります。メールを簡潔にするためのコツとして、Background(背景)、Reason(理由)、Information(情報)、End(終了)、Follow-up(フォロー)を略したものです。

この方法は、書き言葉だけでなく、会話にも使えます。また、コミュニケーションの7つのCというものもあります。Clear(明瞭に)、Concise(簡潔に)、Concrete(具体的に)、Correct(正確に)、Coherent(理路整然と)、Complete(締めくくりに注意)、Couteous(礼儀正しく)の7つです。

2. 共感力を高める

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Image: Lifehacker US

コミュニケーションは双方向です。逆の視点に立つ練習をすることで、誠意あるコミュニケーションをしたいときに生じる困難や心配を低減することができます(例えば、恋人が「もう話し疲れた」と言うときの真意を知る)。

共感力を高めることで、自分のコミュニケーションの言葉にならない部分を理解できるようになります。これにより、有効な手立てを打つことができるのです。

1. とにかく聴く

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Image: Lifehacker US

最後に、コミュニケーションにおいて何よりも大事なことは、本当の意味で相手の話を聴くこと。聴くこととはつまり、注意を払い、相手を中断することなく話させることです。実はこれがけっこうたいへんなのですが、「よい会話とは、聴くことと優雅につながった言葉の数々」なのです。

お互いのコミュニケーションスタイルが合わなくても、少なくとも同じ方向性を向くことはできるはず。あとは、相手も同じように、あなたに注意深く耳を傾けてくれることを願いましょう。

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Melanie Pinola - Lifehacker US[原文