運転免許証の偽造、海外サイト野放し 大きさや形は本物と酷似、悪用の犯罪相次ぐ

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逮捕、起訴された男がサイトで注文した偽造運転免許証。大きさやデザインは本物と酷似している=愛知県常滑市の県警中部空港署で2018年12月3日午後4時44分、井口慎太郎撮影
逮捕、起訴された男がサイトで注文した偽造運転免許証。大きさやデザインは本物と酷似している=愛知県常滑市の県警中部空港署で2018年12月3日午後4時44分、井口慎太郎撮影

 インターネット上で運転免許証の偽造を請け負うサイトが存在し誰でも注文できる状態になっている。愛知県警は実際に注文した男を逮捕したものの、海外にサーバーが置かれていることなどから、運営者は特定できていない。偽造運転免許証を身分証明に悪用した犯罪も相次ぐ一方、こうしたサイトの閲覧防止などの対策は追い付いていない状況だ。【井口慎太郎】

 名古屋税関の職員が2018年10月26日、中部空港島にある中部外郵出張所で、中国から国際郵便で送られてきた封書の中に「運転免許証」を見つけた。通報を受け県警が調べると、大きさや形は本物と酷似していたが、「交」の文字の透かし模様がなく、ICチップも埋め込まれていない偽造品と分かった。

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