美肌を手に入れる手っ取り早い方法は、フォトショとかで美肌処理することですよね?
インスタではごまかせても、現実世界の自分のお肌にできることは、シミ、ニキビ跡、赤み、くまに、それらしき化粧品を塗りたくるくらい…。
そこにP&Gのベンチャー、OptéがCES 2019で紹介していた「beauty wand(美魔法の杖)」は、リアルに肌にフォトショップのエアブラシをかけます。実際に試してみましたが、文字通り魔法でしたね…。
「beauty wand」には、デジタルカメラが内蔵されていて、まずはじめに、ブルーのLEDライトで肌をスキャンします。Optéによれば、このLEDライトは肌のメラニンのコントラストを強調し、裸眼で見るより最大3倍の色素沈着を検出できるそう。カメラは、最大200枚/秒の画像を撮影し、その画像を7万行の色解析アルゴリズムから、リアルタイムで肌の状態を解析し、色素沈着しているシミのサイズ、形状、および濃度を把握します。撮影したシミの色味と周囲の肌の色味を比較しているそうです。
シミを検出したら、ミネラルベースの色素、保湿剤、色素沈着部分を退色させるスポットライトニング成分を含む、専用コンシーラーを、シミだけを狙ってピコリットル(10億分の1リットル)噴射して、ピンポイントでシミを隠していきます。シミだけを狙って、効率的にコンシーラーを塗れるので、自然な仕上がりになるというミラクル。
Optéによると、このデバイスはそばかす、シミ、ニキビ跡など、あらゆる種類の色素沈着に対応できるとのことで、肌の赤みもうまく隠せるそうです。ただし、酒さ(皮膚疾患のひとつ、鼻や頬の血管が炎症を起こして真っ赤になる)のような症状で、カバー領域が広い場合は難しいかもしれないそうです。
自分の腕にあったシミで試させてもらいましたが、完全に消えることはなかったものの、このガジェットで実際かなりシミが目立たなくなりました。
今のところ発売日や価格に関する情報は公表されていません。あくまでCES 2019への参考出展ということで、今後市場に出すかどうかは検討中のようです。
これ、発売されたら飛びつく女性は多いのではないでしょうか。レーザーでせっせとシミを消さなくても、この「beauty wand」でうまく隠してくれる方が手っ取り早いですもん。